第59期王位戦七番勝負第1局 Feed

2018年7月 4日 (水)

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12時30分、図の局面で菅井王位が15分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲菅井1時間48分、△豊島1時間27分。昼食の注文は菅井王位が「うなぎ丼」と「オレンジジュース」、豊島八段が「牛ステーキ重」と「ミネラルウォーター」。対局は13時30分に再開します。

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うなぎ丼。お吸い物と天ぷらがセットになっている。

Img_8221 牛ステーキ重。

26図は11時20分過ぎの局面。
控室には将棋世界の観戦記を担当する今泉健司四段が来訪し、里見女流四冠と継ぎ盤を挟んで検討しています。
「現局面は両者とも想定していた展開だと思います。後手は、この先駒組みを続けても囲いに進展性がないので、基本的には早い戦いを目指すことになります。いま指された△7三桂では、△8六歩▲同歩と突き捨ててから△7三桂とする順も考えられました。それなら、確実に戦いに入ったと思います。現在は先手の手番ですが、ここで▲5四歩△同歩▲同飛とすれば戦いになります。以下△6五桂▲9五角△9四歩▲6四飛△同歩▲7三角成△5二飛が予想される進行の一例です」(今泉四段)

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Img_8208 早い段階で戦いになりそうです、と今泉四段。

Img_8210 得意の振り飛車側を持って継ぎ盤を動かす里見女流四冠。

対局の前日、両対局者は豊田市松平町にある徳川家康とゆかりの深い松平東照宮を参拝。七番勝負に向けて健闘を誓いました。

Img_7704 松平東照宮。

Img_7714 神社の歴史について説明を受けた。

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Img_7746 鳥居の前でガッチリと握手をかわした。

Img_7764 徳川家康が産湯をつかったという言い伝えがある井戸の前で。

Img_7767 両者のリラックスした表情も見られた。