2018年7月 4日 (水)

開戦近し

26図は11時20分過ぎの局面。
控室には将棋世界の観戦記を担当する今泉健司四段が来訪し、里見女流四冠と継ぎ盤を挟んで検討しています。
「現局面は両者とも想定していた展開だと思います。後手は、この先駒組みを続けても囲いに進展性がないので、基本的には早い戦いを目指すことになります。いま指された△7三桂では、△8六歩▲同歩と突き捨ててから△7三桂とする順も考えられました。それなら、確実に戦いに入ったと思います。現在は先手の手番ですが、ここで▲5四歩△同歩▲同飛とすれば戦いになります。以下△6五桂▲9五角△9四歩▲6四飛△同歩▲7三角成△5二飛が予想される進行の一例です」(今泉四段)

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Img_8208 早い段階で戦いになりそうです、と今泉四段。

Img_8210 得意の振り飛車側を持って継ぎ盤を動かす里見女流四冠。