第57期王位戦七番勝負第6局
封じ手は▲4四同歩
対局2日目の朝
おはようございます。
神奈川県秦野市「元湯 陣屋」で行われている王位戦七番勝負第6局は、対局2日目の朝を迎えました。外は本降りの雨となり、室内もしっとりとした雰囲気に包まれています。対局は8時50分頃から前日の指し手が再現され、9時前後に封じ手開封、対局再開となる見込みです。
【現地大盤解説会】
第6局は対局会場の元湯 陣屋(神奈川県秦野市鶴巻北2-8-24)「竹河の間」で大盤解説会が開催されます。現地ならではの臨場感あふれる解説をお楽しみください。
日時:9月13日(火=対局2日目)14時開始
解説:佐藤紳哉七段
詳しくはこちら(日本将棋連盟HP)もご参照ください。
【東京・将棋会館大盤解説会】
日時9月13日(火)16時30分開場、17時開始
解説:先崎学九段 聞き手:山田久美女流四段
詳しくはこちら(日本将棋連盟HP)もご参照ください。
【関西将棋会館大盤解説会】
日時:9月13日(火)17時開始
解説:阿部隆八段 聞き手:村田智穂女流二段
入場料は、こちらのページ最下段の料金表をご参照ください。
【ツイッター解説】
ツイッター解説、1日目の牧野五段に続き2日目は畠山成幸七段が担当いたします。解説は日本将棋連盟モバイルのツイッターアカウント(@shogi_mobile)でお送りいたします。アカウントをフォローしていただくか、以下のページでご覧いただけます。
https://twitter.com/shogi_mobile
封じ手の様子
木村八段が封じ手のため別室に。立会人の屋敷九段がスタンバイする。
【明日の展望】
封じ手の予想は▲4四同歩で屋敷九段、佐藤紳七段の意見が一致。以下△同銀▲4五歩△5三銀までは一本道と見られています。先手は、できることなら銀の繰り替えを許したくないのですが、防ぐ手段は難しいようです。
後手の銀が5三に来ると、次に△6五歩が成立する可能性が高まるとのこと。▲6五同歩△同桂のあと、5三の銀が▲6四歩とたたかれる筋の備えになっていることが理由です。そのため、銀を繰り替えられたあと、先手はゆっくりはできません。
明日の展望について佐藤紳七段に話を聞きました。
「▲4四同歩△同銀▲4五歩△5三銀のあと、先手は角を軸にして駒を前に進めたいところです。その構想が見どころになりそうですね。盤上の角を働かせられるかどうかがポイントです。」(佐藤紳七段)
木村八段が封じる
18時、木村八段が49手目を封じる意思を示しました。封じ手に使った考慮時間は27分、消費時間は▲木村4時間17分、△羽生3時間12分。対局は13日9時から指し継がれます。