第57期王位戦七番勝負第6局 Feed

2016年9月13日 (火)

2016091257_212時30分、図の局面で羽生王位が1時間33分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲木村5時間0分、△羽生5時間54分。昼食の注文は両者ともに「陣屋特製カレー」。対局は13時30分に再開されます。

Img_5562カレーはビーフ(左)とチキンの2種類が用意されている。

Img_5561トッピング類もたっぷり。

Img_5366和モダンで落ち着いた印象の陣屋のロビー。

Img_5364歴史のある武具が展示されている。

Img_5368こちらは将棋のコーナー。タイトル戦の写真や、揮毫などが展示されている。

Img_5370陣屋が所蔵する揮毫色紙の、これはほんの一部だ。両対局者の名前が見える。

Img_5373本局と似た進行だったという第31期王位戦七番勝負、谷川浩司王位-佐藤康光五段戦(肩書は当時)の写真。※中継コメント34手目もご参照ください。

2016091257図は11時過ぎの局面。
直前に指された△2七歩は、控室ではノーマークだった一手。後手が動いてくるとみられてはいましたが、予想よりも積極策をとってきたといえそうです。
▲2九飛に代えて▲2七同飛は△5九角で後手好調といわれていました。本譜▲2九飛には、△3三桂から△2一飛と回り、次に△2八角と打つ狙いを見せて、やはり後手の調子がよさそうといわれています。
具体的に形勢が傾いたとまではいえませんが、先手が辛抱する流れにになっていることは間違いないようです。

Img_5490積極的に主導権を握りにいった羽生王位。

本局の使用駒は影水作・錦旗書の盛上駒。陣屋所蔵の名品で、数々のタイトル戦で使用されてきたものです。

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羽生王位の持つ王将。影水作と書かれた漆がところどころ剥げているのが長年の味。駒の書体のほうは彫り込まれた中に漆を詰めて、さらに盛り上げてあるため簡単には剥げない。

Img_5289木村八段が持つ玉将。