2日目昼食休憩 12時30分、図の局面で羽生王位が1時間33分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲木村5時間0分、△羽生5時間54分。昼食の注文は両者ともに「陣屋特製カレー」。対局は13時30分に再開されます。 カレーはビーフ(左)とチキンの2種類が用意されている。 トッピング類もたっぷり。
元湯 陣屋(3) 和モダンで落ち着いた印象の陣屋のロビー。 歴史のある武具が展示されている。 こちらは将棋のコーナー。タイトル戦の写真や、揮毫などが展示されている。 陣屋が所蔵する揮毫色紙の、これはほんの一部だ。両対局者の名前が見える。 本局と似た進行だったという第31期王位戦七番勝負、谷川浩司王位-佐藤康光五段戦(肩書は当時)の写真。※中継コメント34手目もご参照ください。
11時過ぎの局面 図は11時過ぎの局面。直前に指された△2七歩は、控室ではノーマークだった一手。後手が動いてくるとみられてはいましたが、予想よりも積極策をとってきたといえそうです。▲2九飛に代えて▲2七同飛は△5九角で後手好調といわれていました。本譜▲2九飛には、△3三桂から△2一飛と回り、次に△2八角と打つ狙いを見せて、やはり後手の調子がよさそうといわれています。具体的に形勢が傾いたとまではいえませんが、先手が辛抱する流れにになっていることは間違いないようです。 積極的に主導権を握りにいった羽生王位。
本局の使用駒 本局の使用駒は影水作・錦旗書の盛上駒。陣屋所蔵の名品で、数々のタイトル戦で使用されてきたものです。 羽生王位の持つ王将。影水作と書かれた漆がところどころ剥げているのが長年の味。駒の書体のほうは彫り込まれた中に漆を詰めて、さらに盛り上げてあるため簡単には剥げない。 木村八段が持つ玉将。