第53期王位挑戦者決定戦 Feed

2012年5月30日 (水)

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16時20分頃の控え室。
少し前まで千葉六段1人でしたが、上野裕和五段、中村真梨花女流二段、広瀬章人七段、野月浩貴七段の順で次々に来訪し、あっという間に賑やかになりました。

(八雲)

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44手目△8四歩に控え室では▲8九玉から▲6八飛を検討していましたが、実戦は▲6八銀上としました。
以下進行の一例は△8三銀▲6七銀△7二金▲6六歩△同歩▲同銀右(参考図)。ここまで進むと先手陣は玉頭位取りの非常に手厚い形が実現します。渡辺竜王らしい手厚い構想に藤井九段はどう対処するでしょうか。勝負どころのようです。

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(八雲)

38手目△6五歩から▲5七銀△2二飛▲7五歩△7二銀▲7六金と進んでいます。

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15時30分頃、控え室を訪れた千葉幸生六段は「これは、おとなしくしている気はまったくないということですね」。

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千葉幸生六段

16時前、図から藤井九段が△8四歩として、消費時間は▲渡辺1時間38分、△藤井2時間59分。

(八雲)

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藤井九段は△6六歩▲同銀に続いて、△6五歩と押さえて6筋の位を取りました。
△6五歩では、△4六歩▲同歩△4五歩の継ぎ歩攻めも考えられました。以下▲2四歩△同歩▲5五歩△同銀▲同銀△同角▲2四飛△2二歩(参考図)が進行の一例。先手は飛車を、後手は角をさばきあった形ですが、この変化は危険と見たのかもしれません。

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(八雲)

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藤井九段の長考中に時刻は15時を回りました。考慮時間は1時間を超えています。
画像は14時55分頃の対局室モニター映像です。

15時5分頃、藤井九段の手が動いて△6六歩と取り込みました。
この一手の考慮時間は1時間9分、藤井九段の消費時間は2時間45分となっています。

(八雲)

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(将棋会館隣の鳩森八幡神社は初夏の日差し)

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(近くの幼稚園からお散歩に来ていたようだ)

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(神社の一角にある竹藪は夏でも涼しいスポット)

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(タケノコ三兄弟)

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(こちらは顔を出したばかりの兄弟。あるいは姉妹か)

(八雲)