1日目午後のおやつ 15時を回って、1日目午後のおやつが運ばれました。藤井王位は長崎旬香「かんざらし」、氷製フルーツ ミックススムージー。伊藤二冠は長崎旬香「かんざらし」、アイスティー、ゆうこう&長崎みかんジュースを注文しました。ふたりが注文した「かんざらし」は島原地方の伝統的なスイーツ。米粉団子とはちみつを使用したシンプルな甘さで、さっぱりできます。
突然止まった盤上 1日目午前中に68手も進みましたが、昼食休憩明けは動きが止まりました。上図、伊藤二冠は1時間55分の長考で▲6五馬を選びました。深浦九段は「先手は方針の決めどころでした」と長考に理解を示し、後手の攻め駒不足を懸念しました。このあと、実戦は△7九歩成▲7七桂と進みました。先手は後手の攻めをいなす方針のようです。後手は継続手段が求められ、つながるかどうかが勝負を分けるポイントといえそうです。佐々木大七段は「後手が攻める展開になりそうです。先手は受けに回りますが、伊藤二冠はあまり苦にしないと思います」と感想を残しました。伊藤二冠は受け重視の棋風で知られます。
1日目対局再開 昼食休憩から、先に対局室に戻ったのは伊藤二冠でした。着座するとすぐに盤上をにらみます。ほどなくして、藤井王位が入室。窓のほうに目をやって外の景色を眺めてから、盤上に視線を落としました。13時30分、対局再開。伊藤二冠は考慮に沈んだまま、さらに30分が経過しました。
1日目昼食休憩の間 両日とも、12時30分から1時間の昼食休憩が設けられます。対局者は自室に戻って食事を摂って、英気を養います。その間、対局室では飲み物の補充や明るさの調整などが行われました。朝、日差しを懸念して閉められていたカーテンは、昼食休憩に開かれています。 (使用駒は桐月師作、菱湖書。桐月師は地元長崎の駒師) (記録係目線からの対局室)
1日目昼食休憩 12時30分、伊藤二冠が36分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤1時間35分、△藤井1時間13分。昼食は、藤井王位が長崎ちゃんぽん、長崎角煮まんじゅう。伊藤二冠が長崎福勝うどん御膳、長崎ハトシ、アイスティーです。対局再開は13時30分です。 (長崎ハトシは魚のすり身などをサンドウィッチ用食パンに挟み、油で揚げたもの)
両取りの掛け合い 両者の指し手が止まりません。上図△7六桂の王手銀取りで藤井王位も反撃に出ます。すると、しばらく進んで下図▲8三角で再び両取りがかかりました。以下、△6二飛▲7四角成△1九角成で互いに馬を作り合います。技の掛け合いが続く激しい展開となり、局面はすでに勝負どころ。変化によっては、終盤戦の入り口になっても不思議ではありません。 (11時30分頃の控室では深浦九段がスーツに着替え、揮毫を行っていた)