渭水苑(1) 渭水苑は、四季折々の魅力を奏でる庭園があり、1980年に料亭として開業しました。結婚式場を有するホール「祥雲閣」が併設されています。「渭水」は水の集まる都を意味し、人が集い、憩い、栄えることを願って名づけられました。(玄関前)
大長考の末 13時30分、1日目の対局が再開しました。引き続き、藤井王位は考え続け、考慮時間は3時間を超えました。14時頃、藤井王位の手が盤上に伸びました。着手は最も自然な▲7五同歩。3時間10分の大長考でした。
1日目昼食休憩では (1日目昼食休憩の局面。藤井王位は△7五歩に対して2時間30分以上を費やす)(駒は関西将棋会館から運ばれた。児玉龍兒師作、錦旗書)(駒と脇息は連盟のもの。盤や駒台は渭水苑が所有するものが使用されている)(昼食休憩中、武市七段と島井女流二段はABEMAに出演した)
1日目昼食休憩 上図のまま動かず、12時30分となり、昼食休憩に入りました。図の局面で藤井王位は2時間40分を消費し、消費時間は▲藤井2時間48分、△渡辺22分です。昼食は藤井王位が松花堂弁当、渡辺九段は鉄火丼(ごはん少なめ、わさび抜き)、赤だし、香物です。(肉から魚まで豊富な食材が用いられた弁当) (造りの鯛と鰤は徳島県産) (渡辺九段の注文)(渡辺九段はわさびを抜いて注文した。本品は撮影用)
渭水苑対局 藤井王位は渭水苑で過去に3局対局して全勝しています。同地を初めて訪れた第62期、そして前期で防衛を果たし、藤井王位にとっては縁起のいい対局場です。一方、渡辺九段は「徳島県は通ったことがあっても泊まったことはない」と、話していました。今回初めて渭水苑で対局及び宿泊することになりました。(前日の記念撮影)