2024年7月

2024年7月30日 (火)

18時を回り、手番の渡辺九段が封じる意思を示しました。
20240730img_0935(渡辺九段を待つ藤井王位は、棋譜用紙に目を通す)
Img_0942(しばらくして、渡辺九段が対局室に戻る)
Img_0947(封筒を受け取り、サインをする)
20240730img_0950(渡辺九段から立会人に封筒が手渡される)
20240730img_0957(渡辺九段は悩ましげな様子だった)
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以上で、1日目のブログ更新を終了します。
渡辺九段は次の一手に何を選んだのか、封じ手の開封は、明日9時です。

2024073043時刻は17時30分を回りました。小林健九段は▲4五桂について、勝負手と評します。銀取りで桂を跳ねて調子はよさそうですが、桂を渡すと△7六桂の王手銀取りが生じる懸念があります。小林健九段は「上図で渡辺九段が封じる」と予想しました。
Img_0928(小林健九段は一門の記念扇子を愛用する)

2024073042上図は後手が角を合わせて、△6六角▲同歩△同飛を見せました。後手は先手の角を排除して、△4六飛まで横歩を取れば成功形といえそうです。検討では「▲4四同角には△同銀も△同歩も考えられる」と小林健九段。とはいえ▲8七歩では受け一方で、△7六飛が気になります。よって小林健九段は▲4五桂を挙げました。以下△6六角▲同歩△同飛▲6七歩△4六飛には、▲3三桂成~▲4七銀打を用意できます。先手は歩得を生かすためにも、長い将棋に持ち込みたい局面です。
16時50分頃、藤井王位は32分の考慮で▲4五桂と跳ねました。
Img_0926(封じ手の時刻まで、あと1時間ほど。小林健九段はスーツから和服に着替えた)

封じ手の定刻まで2時間30分ほどとなり、両立会人が封じ手の封筒を用意し始めました。

Fuu1 (封筒に記入していく正立会人、小林健九段)

Fuu2 (副立会人の武市七段もサインを入れる)

Fuu3 (封じ手は2通用意され、それを入れる封筒も2通必要)