封じ手 18時を回り、手番の渡辺九段が封じる意思を示しました。(渡辺九段を待つ藤井王位は、棋譜用紙に目を通す)(しばらくして、渡辺九段が対局室に戻る)(封筒を受け取り、サインをする)(渡辺九段から立会人に封筒が手渡される)(渡辺九段は悩ましげな様子だった) 以上で、1日目のブログ更新を終了します。渡辺九段は次の一手に何を選んだのか、封じ手の開封は、明日9時です。
渡辺九段が44手目を封じる 1日目の18時を回り、この局面で渡辺九段が44手目を封じました。封じ手に使った時間は1時間13分。消費時間は▲藤井4時間39分、△渡辺2時間54分。明日は9時から指し継がれます。
封じるのは 時刻は17時30分を回りました。小林健九段は▲4五桂について、勝負手と評します。銀取りで桂を跳ねて調子はよさそうですが、桂を渡すと△7六桂の王手銀取りが生じる懸念があります。小林健九段は「上図で渡辺九段が封じる」と予想しました。(小林健九段は一門の記念扇子を愛用する)
控室の検討 上図は後手が角を合わせて、△6六角▲同歩△同飛を見せました。後手は先手の角を排除して、△4六飛まで横歩を取れば成功形といえそうです。検討では「▲4四同角には△同銀も△同歩も考えられる」と小林健九段。とはいえ▲8七歩では受け一方で、△7六飛が気になります。よって小林健九段は▲4五桂を挙げました。以下△6六角▲同歩△同飛▲6七歩△4六飛には、▲3三桂成~▲4七銀打を用意できます。先手は歩得を生かすためにも、長い将棋に持ち込みたい局面です。16時50分頃、藤井王位は32分の考慮で▲4五桂と跳ねました。(封じ手の時刻まで、あと1時間ほど。小林健九段はスーツから和服に着替えた)
封じ手封筒 封じ手の定刻まで2時間30分ほどとなり、両立会人が封じ手の封筒を用意し始めました。 (封筒に記入していく正立会人、小林健九段) (副立会人の武市七段もサインを入れる) (封じ手は2通用意され、それを入れる封筒も2通必要)