図は16時45分頃の局面。▲4二銀までの消費時間は▲藤井6時間31分、△佐々木7時間24分。
長考合戦から一転して、両者の指し手がペースアップ。10手ほど一気に進みました。図の▲4二銀は、AIが第一候補に挙げていた手で、次の狙いは▲3一角です。控室の木村九段は「▲4二銀は浮かばないなあ」と言っていましたが、藤井王位はノータイムで銀を打ちました。当初からの予定だったようです。佐々木七段は残り時間が40分を切っています。ペースアップして追い上げることができるかどうか。正念場を迎えています。
残り時間が少なくなった佐々木七段。ここを耐えらえるか。