記念撮影終了後、両対局者に主催紙からインタビューが行われました。まずは藤井王位から。
――本局は20歳となっての初対局となります。抱負をお願いします。
藤井 過去の棋士の例を見ますと、20代半ばまでの時間が大事になってくるのかなと思っています。その期間にしっかり実力を高めていけるように頑張っていきます。
――ここ中の坊瑞苑は2度訪れられており、2勝0敗です。中の坊瑞苑の印象はいかがでしょうか。
藤井 お料理が非常に美味しくて、温泉に入って、いつもリラックスして対局に臨めています。
――豊島九段について、今期2局指しての印象はいかがですか。
藤井 豊島九段は研究が深く、第1局では対応できなかったというところもありました。第3局は後手番ですが、そこをしっかり修正できるようにしたいです。
――事前研究を重視したうえでの対局の難しさ、やりがいについてはいかがですか。
藤井 序盤は展開を想定して対局に臨みますが、それが外れたあとの代案を出せるかが事前研究以上に大事なことです。準備はしっかりしつつ、研究だけに偏りすぎないようにやっています。
――第3局の意気込みをお願いします。
藤井 (同じ後手番の)第1局は完敗でしたので修正できればと思いますし、持ち時間も8時間ありますので、しっかり一手一手考えたいと思います。
(書き起こし:虹/写真:潤)