藤井聡太王位は第61期王位戦において、予選4局、紅白リーグ5局、挑戦者決定戦1局、七番勝負の4局をすべて勝ちました。つまり、王位戦では14連勝中です。これは王位戦における連勝記録1位タイのようです。
(藤井王位は王位戦で14連勝中。七番勝負の対局日は1日目を表示)
上記の藤井王位の戦績を見てわかるように、王位戦で11連勝以上するのは必ず七番勝負の対局も含むため厳しい条件です。王位戦で予選から七番勝負までを全勝した例は藤井王位が初めて。
予選シード者の連勝記録を調べると、第26期から第27期にかけて高橋道雄九段の14連勝がありました。下の表のように、第26期は紅白リーグ5連勝、挑戦者決定戦1勝、七番勝負4連勝。第27期は七番勝負4連勝で計14連勝です(第28期七番勝負第1局で負けて連勝ストップ)。
王位戦七番勝負を2期連続4勝0敗で制した棋士は高橋九段のみです。
(高橋道雄九段の王位戦連勝記録も14)
よって、現時点での王位戦連勝記録は藤井王位と高橋九段の14連勝。
藤井王位が本局に勝つと、王位戦の連勝記録更新となります。