図は▲永瀬－△近藤誠戦の14時40分頃の局面。永瀬王座が、△２七歩の垂らしを放置して▲９七角と打ったところです。この手は１時間16分の長考でした。代えて▲２七同銀は、△２九飛や△７九飛から香を取られて駒損が拡大するのが嫌だったのかもしれません。▲９七角に（１）△７四飛なら、▲４五桂△４二金（△６四歩は▲４一角）▲６五桂というように５三への殺到を見せる筋があります。（２）△５五飛なら、▲６六角△５四飛からやはり▲４五桂でどうか。戦いはさらに激しさを増しそうです。
（永瀬王座。踏み込んでいく順を決断した）
（近藤誠七段。駒得を生かせるか）
図は▲豊島－△片上戦の13時30分過ぎの局面です。先手の９筋逆襲から戦いが始まると、後手が持ち角を盤上に使って対抗、そして先手がその角を追って捕まえきるという流れになっています。後手からは△４七角成▲同金△３八銀という順が見えますが、以下▲９九飛△９一香▲９四歩△４七銀成▲９三角△８一玉▲８四歩といった進行は、先手がよさそうです。後手はどのようにバランスを保つのでしょうか。
（豊島竜王が積極的にポイントを取りにいっている）
（片上七段。対応を誤ると差をつけられてしまいそうな局面だ）
（池永五段はほとんど時間を使っていない）
（長谷部四段は対局再開後、記録係に「全部で何分ですか」と尋ねてから熟考の姿勢に）
（芙蓉の間。しばらく指すことはなかった）
（羽生九段）
（佐々木大五段）
（雲鶴の間）
（永瀬王座）
（近藤誠七段）
（高雄の間）
（タイトルホルダーが並ぶ）
（佐藤天九段）
（澤田七段）
（雲鶴の間）