検分のあと、両対局者は、木村王位、藤井七段の順に、記者会見を行いました。
――第2局に向けての抱負をお願いします。
木村 第1局は負けてしまいましたが、スコアにかかわらず自分の力を出しきりたい。受けになりがちなので、積極性を出していきたいと思っています。いろいろ考えましたけど、全部はいえませんので(笑)。
――藤井七段の印象は。
木村 よく考える人だなあ、と感じました。
――対局場について。
木村 素晴らしい対局場を用意していただきました。棋士はいい内容の将棋を指すことしかできませんので、それで何かお返しできたらと思います。
――最年長タイトル獲得が話題になりましたが、この七番勝負にどのように臨みますか。
木村 将棋で年が上ということで得することは一つもありません(苦笑)。自分の力が出せるように努めるだけです。