2019年7月

2019年7月 3日 (水)

本日の名古屋は曇り空。対局は9時開始です。
中日新聞は、昨日の様子を動画で伝えています。

【中日新聞】
https://www.chunichi.co.jp/article/feature/feature-general/CK2019070202100035.html

【スケジュール】
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:30 昼食休憩
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ
18:00以降 封じ手(手番の側が次の一手を封じる)

Dsc_1883(か茂免2階からの景色)

2019年7月 2日 (火)

最後に記事を紹介して、対局前日のブログ更新を終わります。

王位戦中継サイトの特集記事では、将棋観戦記者の相崎修司さんが、挑戦者決定までの道のりを振り返り、七番勝負の見どころを紹介してます。深浦康市九段と佐々木勇気七段の対談も必見です。

【王位戦中継サイト|特集記事】
http://live.shogi.or.jp/oui/feature.html

大盤解説会は対局2日目の7月4日14時から「中日新聞社本館6階ホール」で行われます。事前申込制で応募は締め切られています。解説者は澤田真吾六段、聞き手は中澤沙耶女流初段。東西の将棋会館では、第1局の解説会はありません。

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本局はニコニコ生放送とAbemaTVで動画中継されます。出演者は次のとおりです。

【ニコニコ生放送|ニコニコ将棋チャンネル】
https://ch.nicovideo.jp/shogi

1日目は解説なし。2日目は豊川孝弘七段と北村桂香女流初段。
本放送とは別にプレミアム会員限定評価値放送あり。

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【AbemaTV|将棋チャンネル】
https://abema.tv/now-on-air/shogi

1日目:中村修九段、安用寺孝功六段、宮宗紫野女流二段、北村桂香女流初段
2日目:山崎隆之八段、増田康宏六段、本田小百合女流三段、貞升南女流初段

A1

A2

両対局者は明日に備えて早めに退場。代わって、杉本八段、澤田六段、中澤女流初段が登壇し、第1局の見どころを語りました。

Dsc_1741(左から杉本八段、澤田六段、中澤女流初段)

杉本「豊島王位と木村九段のこれまでの対戦は、横歩取りだったり角換わりだったりと多岐にわたっているんですよね。澤田さんと中澤さんの予想はいかがですか」

澤田「そうですね……。相居飛車は間違いないでしょう。しかし先後がどうしてもわからないので。まあ矢倉、横歩取り、相掛かり、角換わりのどれかかなと。これだけ言っておけば当たると思います」

中澤「2日制ですし、相矢倉のじっくりした戦いが見たいです。ほかには右玉ですね。私がよく指すので(笑)」

杉本「ほほお、マニアックだね」

澤田「右玉は膠着状態になりやすいので、引き分けの可能性もありますね。少し怖いところです」

Dsc_1762
杉本「私の予想はどちらが先手番になっても▲7六歩か▲2六歩を指すということ。予想できるのはそれだけです」

澤田「確かに両者とも▲7六歩か▲2六歩以外指したことがなさそうです。中澤さんの予想手はいかがですか。7六、2六以外で」

中澤「え、ほかの手ですか。それ以外だと難しいです……。えー▲9六歩はいかがでしょう」

澤田「ないですね。それは(場内笑)」

杉本「奇をてらうタイプではないですからね。それはなさそうです(笑)」

Dsc_1776
中澤「大盤解説会は明後日(4日)からですね」

杉本「私も途中で解説会に行くかもしれません。そのときは澤田さん、対局場のほうをお願いしますよ。交代交代ということで」

澤田「解説会場は中日新聞社さんなので、どうなるかですね。ではこのあたりで締めましょうか。終わらなくなっちゃうので」

杉本「そうですね。ではファンの皆さま、明日からの王位戦の2日間の対局をじっくりと楽しんでください。よろしくお願いします」

Dsc_1756

Dsc_1867(閉会の辞 鷲見卓・中日新聞社取締役事業担当)

両対局者は、地元の子どもたちから花束の贈呈を受けたあと、第1局に向けての意気込みを語りました。

Dsc_1634

Dsc_1650(左から木村九段、野村櫂さん、長澤魁さん、豊島王位)

Dsc_1681

「私は愛知県一宮市の出身でして、今回の名古屋での対局を楽しみにしていました。先ほど対局場のか茂免さまに検分でうかがわせていただいたのですが、名古屋の中心部に風情のある場所があるんだと驚き、素晴らしい環境を用意していただいて感謝しています。今シリーズの相手の木村九段は大先輩ですし、防衛戦という感じはしないのですが、私の攻めがどれだけ通用するかというところが大事になってくるかなと思います。まだ愛知での対局で勝ったことがないので、今回こそ皆さまにいいところを見せたい気持ちはありますが、焦らず冷静に指していけたらと思います」(豊島王位)

Dsc_1709

「関係各位の皆さまには、大変快適な対局場をご用意していただきました。お礼申し上げます。豊島王位は隙のない相手ではありますが、人間でもありますし、このシリーズを通して隙のようなものを見つけられればと思います。王位戦には毎回、悔いのないようにと思って臨んでいるのですが、終わってみれば悔いだらけです。今回こそ悔いの残らないよう戦いたいと思います」(木村九段)