2017年8月29日 (火)

徳島市と眉山

四国の東部の徳島県、その中でも最東部で紀伊水道に面しているのが徳島市です。県庁所在地で人口はおよそ25万人。全国的に知られる阿波おどりや、「四国三郎」の名で知られる名流吉野川、そして名産のスダチなどが有名です。
徳島は吉野川水系によって形成された徳島平野に町が広がっています。中でも徳島市は、吉野川河口の三角州の上に作られた町で、周囲を川に囲まれる水の都となっています。

徳島市のシンボルとして市民に親しまれているのが眉山。なだらかな山で、どこから見ても眉の形に見えることから名づけられたといいます。地形上の標高は290メートルですが、一般に山頂とされている場所は眉山の最高地点ではないため、山頂部までの高さの276メートルと紹介されることもあります。
山頂までは阿波おどり会館から出発するロープウェーで登ることができ、徳島市内を一望する景観が楽しめます。2004年に歌手のさだまさしが小説「眉山」を発表。2007年に映画化されて、全国的にその名を知られました。舞台化やテレビドラマ化もされています。

Img_7889 眉山の麓にある阿波おどり会館。ここから山頂までのロープウェーが出ている。

Img_7826 2台セットのゴンドラで山を登る。

Img_7833 中腹からの眺望。頂上までは6分だ。

Img_7843 途中、下りのゴンドラとすれ違う。

Img_7854 頂上からの眺望。眉山とともに、徳島の景観を代表する吉野川が見える。

Img_7867 眉山を詠んだ万葉集の和歌。皇族の船王(ふねのおおきみ)が作者といわれている。

Img_7875 山頂に咲く花。