2014年8月

2014年8月21日 (木)

本局は日本将棋連盟モバイルのTwitterアカウントにて、プロ棋士によるリアルタイム解説が行います。1日目の解説者は阿部隆八段、2日目は杉本昌隆七段。リンク先のページで解説を見ることができます。また、同内容は棋譜コメントにも順次転載します。 (日本将棋連盟モバイルTwitterページ

2014sugimoto(杉本昌隆七段)

■Twitter解説■
杉本昌隆七段>おはようございます。二日目の解説担当の杉本です。どうぞよろしくお願い致します。封じ手は▲4六歩を予想します。

(牛蒡)

2014年8月20日 (水)

立会人の深浦九段、副立会人の畠山七段、記録係の斎藤五段に封じ手予想と感想や展望などを聞きました。
(銀杏)

Hukaura

深浦九段「途中までは自分も指したことのある将棋でしたが、△6四歩は考えていませんでした。こういう手があるのかと。あの局面で1手何を指すか。△9二飛と指したのですが、▲8三銀のキズがありました。キズを作らず△4四銀型とできましたが、△4四銀はなかなか到達しない手です。よく大一番に出されたなと思います。
木村さんは18時になったら、間髪入れずに封じ手宣言されたので▲4六歩だと思います。△同歩に▲4八飛までが予定でしょう。△6四歩と突いてあるので、後手は△6五歩と突き捨てて全面戦争になると思います。
9五香の存在がどう影響するか。先手はコンパクトにまとまっていますが、後手は9五香に違和感があります」


2014hatakeyamam

畠山七段「羽生王位は△6四歩がやりたかった手だったのでしょう。ただ、怖い手ですから、思い切って新手をぶつけましたね。
封じ手は▲4六歩で、以下△同歩に▲4八飛か▲4六銀か。いずれかでしょう。▲9六歩は△同香▲同香△9五歩でまだ時期尚早と思います。▲9六歩は小さい切り札。ですが、ものすごく大きくなるかもしれません。
後手は受ける展開ですが、積極的ですよね。▲2五桂△4五歩という展開なら△6四歩は今後も指されるのかなと思います。顔は立っています。△6四歩の瞬間のラッシュが怖いですから。
△6四歩から△8四角として攻める将棋は加藤-中原、加藤-米長戦などで出て指されなくなりました。そういうことを勉強した人ほど△6四歩は突けない印象があります」

2014saito

斎藤五段「1日目とあって、ゆったり進める意識を感じました。それはお二人の雰囲気よりも、指し手の進み具合で感じたことです。いずれ自分の知らない局面が出てくるのが楽しみでした。それを一緒に考えたいと思っていました。封じ手が迫っていたので考えている余裕はありませんでしたが。封じ手用紙を書き直したのが痛かったです。動かさないと思った駒が動いてしまって。そこまでは見切っておくべきでした。
封じ手の局面は▲4六歩か▲9六歩△同香▲同香の後、最後に▲4六歩か。僕は▲4六歩だと思います」


Oui201408200101_55

H347(木村八段は隣室で封じ手を書いている)

H357_2

H354

H366 (封じ手を書き終えた木村八段)

H361 (羽生王位が封緘)

H372 (木村八段が深浦九段に封じ手の入った封筒を渡す)

H385 (第4局1日目が終了)

H392 (17時40分ごろから数手指された)

(牛蒡)

地下鉄博多駅から数駅先にある大濠公園駅。周辺には福岡城をしのばせる建物がいくつかあります。また城の縄張りは公園として整備され、市民の憩いの場となっているようです。

H213 (下之橋門と潮見櫓)

H202

H225

H288

H259
(牛蒡)