2012年8月

2012年8月23日 (木)

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△5六飛が着手されると「飛車成る(▲2一飛成)と△5五角ということか。△3七歩成~△5六飛はシャレているね。
▲2一飛成とされると竜と角が利いて後手も怖いけどね。いい勝負だ。うん、いい勝負」と大内九段。

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両立会人が並んで検討。まだまだ形勢は難しい。

(吟)

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歩を成って敵陣を乱す藤井九段。▲3七同桂と呼んでおけば△5六飛~△5五角の筋が生じる。

■Twitter解説■
富岡英作>△3七歩成の成り捨てを利かしましたか。▲同桂で捌かれますが△1四角の味ができる。微妙です。

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△3七歩成を着手したあとも藤井九段は盤面から視線を逸らさない。羽生王位は席を外している。

(吟)

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眉山の山頂からは淡路島も見える。

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どの方角から見ても眉の姿に見えることから、「眉山」と名がついたと言われ、徳島市のシンボルとして親しまれる。眉山が由来の小説から映画化・舞台化もされている。

(吟)

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藤井九段が53分使って△3七歩とたたきを入れた。常に考えられていた歩であるが、このタイミングで入れることにより、取るなら▲同飛に限定させている。▲同桂は△3四飛と銀を取られてしまう。△3七歩はTwitter解説の富岡八段と現地の長谷川女流二段が指摘していた。
△3七歩までの消費時間は▲羽生王位3時間23分、△藤井九段5時間37分。持ち時間に2時間以上差がついている。

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たたきを入れられた羽生王位は前傾姿勢。▲3七同飛か▲3三銀不成か。

(吟)