(森下九段は北九州文化大使、中座七段は稚内観光大使。名刺交換から、大使の話題に。「羽生さんはたくさんやってらっしゃるんですよね」と中座七段。羽生二冠は笑って「いえいえ、八王子だけです」)
(「いいなあ、これ」。中座七段が惚れ込んでいた駒入れ。木目と色合いの調和が見事)
(日向産の榧(かや)から作られた天柾の七寸盤。担当者によると、「天地柾にはこだわらずに、将来盤を削りなおしたときに綺麗な柾目が出続けるように天側の柾目を重視した天柾の木取りになっています」とのこと)
(用意された3組の駒のひとつで、書体は奥野錦旗(おくのきんき)。奥野錦旗は駒師・奥野一香が「昇龍」という書体を改良して「錦旗」と名づけたもの。これは当時の駒師・豊島龍山の錦旗に対抗するためであったと言われる。一般的に知られる錦旗と異なるのはそのため)
(用意された3組の駒のひとつで、書体は水無瀬(みなせ)。虎斑(とらふ)の美しさが目を引く)
(こちらが本局で使用されることになった王羲之書の駒。「歩兵」の流麗さに特徴がある)
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