2010年8月

2010年8月25日 (水)

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大盤解説会場となっている祥雲閣から見た渭水苑。
左奥の部屋が対局室となっている

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17時20分頃、100席用意された席はほぼ満席

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ハキハキとした口調で聞き手を務める室谷女流1級

(吟)

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控え室にあるモニターテレビ。▲5六角と広瀬(モニター下)
が打った局面

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▲5六角以下△2九銀成▲同角△5九飛と控え室の
検討通りの指し手が続いている。終盤へ突入し、記者達
へ解説する桐山九段の検討にも熱が入っている

(吟)

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ゆらゆらと横に体を揺すって盤面を凝視する
深浦。横に体を揺するのは珍しく感じるが、
これが深浦流

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広瀬は涼しげな表情で、パタパタと扇子で風をお
くり続けている

(写真は連続静止画より)

(吟)

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△4九角(78手目の)に対して、広瀬が1時間以上の大長考の
末に指したのは▲1六角。現在は△同角成▲同歩△4九角と
再度打たれたところで広瀬が考え込んでいる。1時間以上の
長考の後に再度の少考は変調ではないかとの声が聞こえる。

「△4九角ですか。これは次に△2七金や△3八金を狙った角打
ちですね。△4九角に攻めるなら、▲4一銀。受けるなら▲5九飛
でしょうか。△4九角に▲4一銀は△3一金打▲3二銀成△同金
のときにどう指すかですね。△4九角に▲5九飛は△3八金▲同
金(▲4九飛は△2九金で詰み)△同角成▲3九飛△同馬のとき
に、上手い手があれば先手が勝ちそうですね。△4九角の局面
ですが、▲4一銀より▲5九飛の方が安全に見えますが、以下
△3八金▲同金△同角成▲3九飛△同馬のときに、▲4一銀は
△3一金打▲3二銀成△同金(変化1図)で一気に決めるとなると
大変そうです。先ほどの▲4一銀のところで▲2八銀打は、△3八
馬▲3九金△6五馬▲6一と△6九飛でどうかですね。▲5九飛以
外の受けですと、▲4七角が見えますが、以下△2七金▲同金△
同角成▲2八銀打△3七馬▲同銀△2七金で結構厄介でしょうか」
(澤田四段)

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桐山九段は▲1六角△同角成▲同歩△4九角▲4七角△5七金に
▲3八飛(変化2図)という妙防を発見した。

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(吟)

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地元の徳島でも、優しくわかりやすい解説の武市六段

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はじまった直後にもかかわらず、すでに60名を超える
お客様が来場している

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日本将棋連盟・関西本部からも出張販売が。扇子や書籍・
将棋グッズが販売されている。むろん深浦の扇子も販売し
ている

(吟)