第31期女流王位戦五番勝負第2局

2020年6月 9日 (火)

昼食メニュー

Img_4181_hm04 (一口ヘレカツ)

Img_4177_hm03 (里見香女流王位の注文)

Img_4174_hm02 (チキンステーキ&白身魚フライ)

Img_4170_hm01 (加藤桃女流三段の注文。白米抜き)

※対局者とは別に注文したものを撮影致しました。

(虹)

昼食休憩

20200609_6612時、図の局面で加藤桃女流三段が26分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲加藤桃1時間43分、△里見香55分。昼食の注文は、里見香女流王位がサービスランチの「一口ヘレカツ」(レストランイレブン)、加藤桃女流三段がサービスランチの「チキンステーキ&白身魚フライ盛り合わせ(白米なし)」(レストランイレブン)と「ゆで卵」。対局は13時に再開します。

Img_4187_h_heya (熟考で昼食休憩に入った加藤桃女流三段がじっと考え続けていた)

(虹)

あと数手で優劣がハッキリする

20200609_60_2▲6六歩~▲6五歩で桂を取り、将来的に▲7七桂の切札を作る変化も有力だったと中田功八段はいいます。実戦は▲7四歩に△8四角で先手が急かされる形に。「▲6六歩だと何か気になる手があったのでしょうか」と、継ぎ盤の駒が忙しなく動いています。「6五桂を取る暇がなくなると後手がよくなりますよ」とも。

20200609_63▲7六金は受けただけではなく、次に▲6五金△同歩▲6四歩の攻めも見た一着。しかし中田功八段はそうされる前に△7五角▲同金で「後手陣もしっかりとしています。そこで何か手があれば里見さん持ちです。数手で優劣はハッキリします」との見方に。

Img_4163_h1100b (継ぎ盤に鋭い視線を飛ばす中田功八段)

Img_4146_h1100a (その向かいには鹿野女流二段)

(虹)

関西将棋会館周辺

Img_4015_yodo01 (淀川)

淀川は、琵琶湖を水源とした唯一の河川です。滋賀県大津市で琵琶湖から流れ出たときは瀬田川と呼ばれ、京都府に入るあたりで宇治川と名を変えます。さらに桂川と木津川が合流して淀川と再度名を変え、大阪湾に流れ込みます。
対局場付近では大阪市北区と淀川区の境を流れており、上流側に十三大橋(全長681.24メートル)、下流側に新十三大橋(全長792.80メートル)が架かっています。毎年8月頃になるとなにわ淀川花火大会が開催され、大勢の観覧客でにぎわいます。

Img_4009_yodo02 (別アングルから)

Img_4011_yodo03 (こちらは新十三大橋。福島区と淀川区をつないでおり、車道だけでなく歩道もある)

(虹)

開始1時間少々とは思えない局面

20200609_50両者引かずの攻め合いで、局面はすでに終盤戦の入り口です。中田功八段からは「午前中に終盤になっちゃう。私の昼食が喉を通りません」や、「もう指したよー」など、あまりのペースにたじたじといった声が漏れます。

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(虹)

戦型はゴキゲン中飛車

20200609_39里見香女流王位のゴキゲン中飛車に対し、加藤桃女流三段は居飛車穴熊を採用しました。ここでなんと△3五歩と後手から動いていきました。

Img_4126_h0930 (関係者に解説中の中田功八段は「最初の分岐点です」。激しい展開が選ばれた形だ)

(虹)

対局開始前後の様子(2)

Img_4042_am01_2 (先に入室したのは加藤桃女流三段。8時43分だった)

Img_4061_am02 (里見香女流王位は8時50分に姿を見せた)

Img_4110_ag01 (滞りなく駒を並べ終え、定刻の9時を迎えた。深々と一礼する)

Img_4114_ag02 (少しの間を置いてから飛車先の歩を突く)

Img_4117_ag03 (対して△3四歩と角筋を開く。このあと序盤から早いペースで手が進んでいった)

(虹)

対局開始前後の様子(1)

Img_4040_a01 (記録係の村田智穂女流二段。最初に対局室入りして準備を進める)

Img_4036_a02 (立会人の中田功八段)

Img_4027_a03 (対局開始の合図をどうするかについてやりとりが行われた)

Img_4053_a04 (日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段は少し遠くから見守る)

Img_4051_a05 (日本女子プロ将棋協会理事の鹿野圭生女流二段)

(虹)

対局開始

Img_4075_a_sato (里見香奈女流王位)

Img_4089_a_kato (加藤桃子女流三段)

Img_4070_a_heya (対局開始前の様子)

(虹)

第2局は6月9日

里見香奈女流王位に加藤桃子女流三段が挑戦する第31期女流王位戦五番勝負。
4日前に行われた開幕局は穴熊崩しの端攻めに始まり、ねじり合いの末に里見香女流王位が先勝を決めました。勢いをそのままに連勝するのか、それとも加藤桃女流三段が流れを変えて指し分けに戻すのか。

第2局は6月9日(火)に大阪府大阪市「関西将棋会館」で行われます。主催は西日本新聞社です。先手は加藤桃女流三段。対局開始は9時。持ち時間は各4時間。昼食休憩は12時から13時、おやつは14時30分に出されます。立会人は中田功八段、記録係は村田智穂女流二段、観戦記執筆は藤本裕行さんがそれぞれ務めます。

インターネット中継は棋譜・コメントを翔記者、ブログを虹が担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。

【主催:西日本新聞社】
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【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu-oui/kifu/31/joryu-oui202006090101.html

(虹)

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