« 里見女流名人が開幕2連勝 | メイン | 両対局者が大盤解説会場に »

2020年1月26日 (日)

主催紙インタビュー

対局終了後、両対局者に主催紙インタビューが行われました。まずは里見女流名人から。

Photo_80 (11連覇まであと1勝とした里見女流名人)

―― 本局はいかがでしたか
里見 早い段階で力戦になって、あまり経験のない形になりました。1手1手、考えながら指そうと。

―― 昼食休憩の局面(54手目△5五銀)はいかがでしたか
里見 そんなに自信はなかったです。本譜でも自信はなかったのですが、いちばん自然かなと思いました。ゆっくりとした展開にできたのはよかったかなと思います。

―― その後はいかがでしたか
里見 自玉が堅いので、攻めに専念できるようになったとは思いました。ただ、読みきれてはいなかったです。

―― 優勢になったと思ったのはどのあたりですか
里見 101手目に▲8五歩と桂を取って、後手玉が見えてきたので優勢になってるかなと。

―― 2連勝スタートとなりました
里見 2局とも力戦の形になりましたが、力は出しきれているように思います。

―― 本局は地元対局でした
里見 昨日の前夜祭から励まされていて、本局でいい結果を出すことができましたし、3局目につなげていきたいと思います。

―― 次を勝てば11連覇となります
里見 第3局まで少しありますし、先後も決まっていますので勉強して臨みたいと思います。

Photo_81 (谷口女流三段にもインタビューが行われた)

―― 本局を振り返ってください
谷口 序中盤はまずまずだったと思いますが、74手目の△4八銀がよくなかったかなと。ただ、調べてみないと分からないです。

―― 66手目の△6四角では、控室では△4六銀も検討されていました
谷口 そちらでしたかね。本譜でも指せるように思って選んだのですが、そのあとに悪手を指してしまったように思います。

―― これで2連敗となりました
谷口 連敗スタートは慣れているといえばそうなのですが、第4局の千葉県野田市の関根名人記念館でも準備を進めていただいていると思いますので、次局は絶対に勝たなければいけない一局です。ただ、気負わずに臨みたいと思います。

(潤)

カテゴリ