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2024年2月

2024年2月 4日 (日)

記念館周辺

関根名人記念館の隣に関根名人の生家と関根名人の像が、その十数メートル先には石碑とお墓があります。碑の両隣には、棋友で京都出身の石川友次郎七段と、和歌山出身の吉田菊一六段の墓もあります。

Dsc_2543(生家にある関根名人像。梅が咲いていた)

Dsc_2546(駒型の碑と墓。碑の左右に石川友七段と吉田六段の墓。写真左端に関根名人の墓)

Dsc_2550(関根名人の戒名は「覇王院殿棋道大成大居士」)

Dsc_2535(空を行く2機。市内に関宿滑空場がある)

(牛蒡)

関根名人記念館

関根名人記念館は、野田市と関宿町の合併にあわせ、2004年4月に「いちいのホール」5階に開館しました。今年で20周年です。
関根金次郎十三世名人(1868-1946)は下総国葛飾郡東宝珠花村(野田市東宝珠花)の出身。八代伊藤宗印十一世名人や十二代大橋宗金の門をたたき、1921年に十三世名人となりました。家元制度や終身名人制を廃止し、実力名人制としたことで「近代将棋の父」と呼ばれています。記念館では、関根十三世名人にまつわる数々の品や写真が展示されています。村中七段や脇田女流初段は関根十三世名人の系統です。

村中七段-高柳敏夫名誉九段-金易二郎名誉九段-関根十三世名人
脇田女流初段-中田章道七段-板谷四郎九段-木村義雄十四世名人-関根十三世名人

【関根名人記念館】
https://www.city.noda.chiba.jp/shisetsu/bunka/1028434.html

【棋士系統図】
https://www.shogi.or.jp/diagram2023.pdf

Dsc_2263(いちいのホールの5階に関根名人記念館がある。外観工事中)

Dsc_2242(展示室の入り口には、関根、小野五平、坂田三吉の写真が飾られている)

Dsc_2243 

Dsc_2244  

Dsc_2241 

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(牛蒡)

大盤解説会が始まる

13時から現地の大盤解説会が始まりました。

【第3局現地大盤解説会中継】
https://www.youtube.com/watch?v=sNS-mBRQRfM

Dsc_2523(会場はいちいのホール)

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Dsc_2497(村中秀史七段)

Dsc_2518(和田はな女流1級)

(牛蒡)

対局再開

Dsc_2352(西山女流名人は食事を終えると盤の前で考えていた)

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Dsc_2389(12時58分、福間女流四冠が戻る)

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Dsc_2413(対局再開)

Dsc_2431(▲8五同歩)

Dsc_2436(△7五銀)

(牛蒡)

休憩中の対局室

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Dsc_2343(駒は鷹山作、関根名人書)

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Dsc_2348

(牛蒡)

昼食休憩

24024_34_2図の局面で西山女流名人が16分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から1時間。消費時間は☗西山1時間1分、☖福間1時間10分(持ち時間は各3時間)。昼食は「御好御重」。メインの肉料理と魚料理をそれぞれ3品から選べる方式で、両者ともに肉料理は「黒毛和牛ヒレステーキ」、魚料理は「本日のお刺身」を選びました。福間女流四冠はおやつメニューから「チーズケーキ」と「カフェオレ」も注文しています。

Dsc_2284 

Dsc_2313

(牛蒡)

午前のうちに開戦

24024_3429手目▲4五歩に福間女流四冠は△3三銀を選択。いったん引きましたが、▲3七桂にすぐさま△7五歩▲同歩△8五歩と仕掛けました。「ここから落ち着くことはなさそう。決戦になります」と村中七段。このまま休憩に入りそうです。

Dsc_2317(和田はな女流1級が現地に到着。村中七段と継ぎ盤に向かう)

Dsc_2333

(牛蒡)

まずは先手が動く

240204_029先ほどの記事から△5三銀上▲3六歩△8四歩▲4七金△6四銀▲4五歩で図。後手は居飛車が居飛車を選択し、先手三間飛車、後手居飛車の対抗形になりましたが、すでに前例はなく力戦の将棋です。△6四銀や▲4五歩など、どちらも指しにくい手を指しています。図で△4五同銀は▲3七桂△7七角成▲同銀△3六銀▲同金△6九角でしょうか。いきなり戦いになるかもしれません。

Dsc_2015

(牛蒡)

50年の節目

1974年は女流名人戦が創設された年であり、女流棋士制度が発足した年でもあります。女流名人戦は第50期、女流棋士発足50周年を迎えました。
最初の女流棋士は6人でした。蛸島女流三段は74年以前から女性プロとして活動していましたが、5人はアマチュアから女流棋士になりました。

蛸島彰子女流三段
関根紀代子女流二段
多田佳子女流二段
山下カズ子女流初段
寺下紀子女流初段
村山幸子女流初段
(段位は当時)

そして最初の棋戦が女流名人戦。女流二段以下の5人でトーナメント戦を行い、寺下女流初段が優勝。シード扱いの蛸島女流三段と寺下女流初段が三番勝負を戦い、蛸島女流三段が2連勝で初代女流名人の座に就きました。10代目が西山女流名人です。女流棋士は、現在では110人を超えています(引退・退会者を含む)。

今年6月16日には、女流棋士発足50周年記念イベントが開催されます。主催は日本将棋連盟女流棋士会と日本女子プロ将棋協会(LPSA)。2月1日には、女流棋士発足50周年実行委員のX(旧Twitter)アカウント「 @50thjyoryukishi」も開設されました。同アカウントが発信する続報をお待ちください。

【女流棋士発足50周年実行委員@50thjyoryukishi】
https://twitter.com/50thjyoryukishi

Dsc_1979

(牛蒡)

後手の飛車はどこにいく

240204_23図は10時30分ごろの局面。村中七段に話を聞きました。

「後手は飛車を動かす前に2筋の歩を伸ばしています。意欲的な駒組みです。先手はそれより穏やかですね。▲4六歩(図)と突いたので、もう少し模様を張ろうとしています。後手は△7三銀から飛車を振り、矢倉に組むのが第一感です」

……と解説していたところ、図で△5三銀上が指されました。

「△7三銀とは全然違いましたね。これだと後手は居飛車もあります。3二あたりまで玉を移動してから△3五銀でしょうか。△6四銀や△5五歩~△5四銀はちょっとしっくりこない感じがします。▲3六歩は△3二飛が気になるので少し指しづらいですね」

【西山朋佳女流名人の意地の反撃か、福間香奈女流四冠の3期ぶりVか】
https://hochi.news/articles/20240204-OHT1T51052.html

Dsc_2262(控室で継ぎ盤を動かす村中七段)

(牛蒡)

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