谷口女流三段の初手は▲5六歩。
谷口女流三段が初手▲5六歩と指すのは、2015年12月以来のことです。作戦を用意してきたことがうかがえます。
谷口女流三段は居玉のまま銀を繰り出し、銀交換を挑んでいます。
(翔)
本局の観戦記担当は小暮克洋さん。観戦記は後日、スポーツ報知に掲載されます。観戦記は写真入り、カラー刷り。他棋戦にはない特徴です。
(今朝のスポーツ報知)
(本局の記事が掲載されている。観戦記は8回戦の▲谷口由紀女流三段-△中村真梨花女流三段)
(翔)
おはようございます。本日は第46期岡田美術館杯女流名人戦第3局▲谷口由紀女流三段(0勝2敗)-△里見香奈女流名人(2勝0敗)が行われます。里見女流名人は本局に勝てば防衛が決まり、女流名人11連覇となります。谷口女流三段は反撃ののろしを上げられるでしょうか。
対局場は岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル 菊乃湯」。対局開始は9時、持ち時間は各3時間。
立会人は村山慈明七段(大盤解説兼務)、記録係は藤井奈々女流1級、大盤解説聞き手は石本さくら女流初段が務めます。
棋譜再生ページ
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/46/joryumeijin202002110101.html
【本日のスケジュール】
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
13:30 現地解説会開始
14:00 午後のおやつ
?:? 終局
(午前6時頃、菊乃湯前の旭川を望む。河川敷は駐車場になっている。まだ暗い)
(翔)
(棋士による対局の見どころ紹介)
(立会人 村山慈明七段)
「ここまでの2戦は里見女流名人が力を見せて2勝0敗ですが、谷口女流三段は一局ごとに内容がよくなっています。特に第2局は谷口さんが後手番でしたが、積極的に序盤から襲いかかるような将棋で、非常に持ち味が出ていたと思います。谷口女流三段も負けてしまいましたが、手応えをつかんだのではないかと思っています」
(日本将棋連盟理事 斎田晴子女流五段)
「昨年の6月に日本将棋連盟の非常勤理事を任命されまして、お伺いさせていただいております。戦型は谷口女流三段の先手番なので、相振り飛車かなと思っております。2人とも相振り飛車がじょうずで強いので、熱戦を楽しみにしております」
(大盤解説聞き手 石本さくら女流初段)
「里見女流名人は私を含め、女流棋士皆が目標としている存在だと思います。挑戦者の谷口女流三段は私の姉弟子で、将棋も強くて人柄も明るく、素敵な方だなと思っております。個人的には姉弟子でもありますし(場内拍手)、単純に憧れの先輩2人の将棋をもっと見たいので、第3局は両者の持ち味の出た好局を期待しております」
(記録係 藤井奈々女流1級)
「私は記録係の立場で来させていただいたので、目の前で熱戦を繰り広げられる2人の対局をじっと見て勉強させていただきたいと思っております」
(中締め挨拶 久本利幸・湯原観光協会副会長)
「明日は大熱戦になること、皆さんが熱戦を熱く盛り上げられるようにと祈念します」
(あいさつ書き起こし=飛龍記者)
(翔)