« 2015年2月 | メイン | 2016年2月 »

2016年1月

2016年1月31日 (日)

第4局は2月14日

シリーズ対戦成績は里見女流名人の2勝1敗となりました。第4局は2月14日、岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で行われます。

本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。

Dsc_7311 (感想戦は序盤から熱心に調べられ、18時30分ごろまで行われた)

(紋蛇)

感想戦(2)

Dsc_7298 (あとがなくなった清水女流六段)

Dsc_7301 (中飛車で借りを返した里見女流名人。次局は後手番になる)

(紋蛇)

感想戦(1)

Dsc_7267

Dsc_7270

Dsc_7281

Dsc_7290
(紋蛇)

大盤解説会へ

Dsc_7245(感想戦の前に大盤解説会へ)

Dsc_7256 (里見女流名人)

Dsc_7258_2 (清水女流六段)

(紋蛇)

終局直後

Dsc_7227 (終局直後)

Dsc_7234 (勝った里見女流名人。防衛まであと1勝)

【里見女流名人インタビュー】
--里見女流名人から伺います。序盤から振り返っていただきたいのですが、連敗した先手番中飛車を採用されました。その心境を教えてください。

里見 わからないままだったので、実戦でやってみようと思いました。

--▲4六金戦法は予想していましたか?

里見 急戦にしても▲4六金は考えてなかったので、意外でした。

--意外でも難しかった?

里見 そうですね。昔の棋譜で見たことがあるぐらいで、あまり指したことはなくて。考えながらやっている感じでした。

--そのあたりを考えて、昼休前に長考されたわけですね。

里見 △5五歩を取るか、▲3六歩を突くのか。いろいろ迷っていましたが、▲5八飛と指しました。

--そのあとの形勢はいかがですか。

里見 進んでみると、▲7七桂と跳ねたところは全部の駒を活用することができたので、まずまずかなと思いました。

--終盤の入り口、▲4五桂では▲5四歩も指摘されていました。

里見 そうですね。あのあたりはおかしくしてしまったかなと。手拍子で桂を跳ねてしまったので。そのあと、ちょっと差を詰められてしまったように感じました。

--▲2五銀~▲3四銀のあたりはいかがですか

里見 思ったより自信がなかったですね。本当は攻め合うつもりでしたが、自玉が危なすぎて。△3七歩では、△6六金や△8六飛もわからなかったです。

--勝ちを意識されたのは?

里見 最後のほうです。▲5七玉で寄せが来ないかなと。

--今シリーズ2勝1敗で、防衛まであと1勝です。

里見 地元の方も応援に来て下さるみたいなので、自分の将棋を一生懸命指して、頑張りたいと思います。いつも通り準備して、自分は力を出しきることだけ考えて将棋を指したいです。

Dsc_7237 (敗れた清水女流六段。表情は硬く、声は小さかった)

【清水女流六段インタビュー】
--お疲れ様でした。▲4六金戦法について、控室では意表という声も上がりました。

清水 予想外の序盤だったので。準備していた作戦ではないのです。中盤は指しづらさを感じていました。途中は悪くしたと思っていたのですが、終盤はなにかチャンスがあったかなと。ただ、具体的な順が見えなかったのは残念です。

--第4局に向けての抱負をお願いします。

清水 しっかり準備して臨みたいと思います。

(紋蛇)

111手まで里見女流名人の勝利

Joryumeijin201601310101111

第42期岡田美術館杯女流名人戦第3局は111手まで、里見女流名人が勝ち、対戦成績を2勝1敗としました。終局時刻は、消費時間は▲里見2時間51分、△清水2時間59分。第4局は岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で行われます。

(八雲)

大詰め

20160131asatomishimizu92△4六桂は△3八金の詰めろ。お互いの玉が薄くなり、いよいよ大詰めです。残り時間は里見女流名人は13分、清水女流六段は一分将棋です。

(紋蛇)

終盤戦へ

20160131asatomishmizu74長いねじり合いをへて、終盤が見えてきました。△4五桂は16時10分過ぎの局面。残り時間は▲里見23分、△清水6分。

先手は銀桂交換の駒得ですが、後手の桂が急所に利いているので攻めると反動が厳しいです。田村七段は「途中は先手よしでしたが、差が縮まりました。まだ先手有利ながら、これはいい勝負ですよ」と話しています。

(紋蛇)

関根金次郎館

関根金次郎十三世名人は1868年に東葛飾郡東宝珠花村(現在の野田市)で生まれました。小さいときから将棋の修業に励み、1921年、小野五平十二世名人が逝去したことを受けて、関根は十三世名人の座についています。

関根の功績のひとつは、それまで世襲制だった名人位を実力制に改めたことで、現在ではいくつものタイトル戦・棋戦が行われるようになりました。

関根名人記念館がオープンしたのは2004年。館内には関根ゆかりの品がたくさん展示されています。

Dsc_7195

Dsc_7203 (パンフレットは駒の形をしている)

Dsc_7206 (館内の様子)

Dsc_7204 (左から関根十三世名人、小野五平十二世名人、阪田三吉贈名人・王将。関根と坂田はライバルだった)

Dsc_7208 (棋書も充実している)

Dsc_7210 (関根書・立身依芸)

(紋蛇)

親子棋士

Dsc_7192 (会場では高群佐知子女流三段、塚田恵梨花女流2級の母娘が塚田家扇子を販売中)

Dsc_7188 (こちらは会場に飾ってある色紙。父の塚田泰明九段は、前期の第2局の立会人を務めた)

(紋蛇)

カテゴリ