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2010年1月

2010年1月30日 (土)

前夜祭 2

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(工藤正尚・ユニバーサルエンターテインメント総合内部統制室IR広報グループ部長。「子どものころ、三重県の片田舎ですが、小学校で一、二を争う強さでした。親戚のおじさんに「将棋には大事なことが三つある。十手先を読め、相手が嫌がることをしろ、攻めろ」と言われたことがあります。今考えてみると、将棋だけでなく勝負事全般、生活、仕事にも当てはまるのではないでしょうか。今回はトップの方の攻防を見て、何かをつかみたい)

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(乾杯の音頭は関根金次郎支部の鶴岡潔支部長が行った)

(銀杏)

前夜祭 1

18時になり、関係者や地元支部による前夜祭が行われました。

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(岸洋人・報知新聞社代表取締役社長「近代将棋の父である関根金次郎十三世名人のおひざ元で華麗で優雅で熱い勝負を繰り広げられることを期待しています」)

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(日本将棋連盟常務理事の青野照市九段。「野田市では今年5月に名人戦も行われます。将棋で盛り上げていこうという意識を感じます)

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(根本崇・野田市市長「女流名人戦が昨年に引き続いてできることに感謝したい。昨年も話しましたが「太郎次郎」、太郎は鈴木貫太郎、次郎は関根金次郎です。この二人を宣伝したい。将棋をテーマにした町づくりを行っていきたい)

(銀杏)

検分後

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(スポーツ報知の取材の応じる両対局者)

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(「関根名人記念館」には多くの蔵書がある。興味深げに本棚を眺める里見倉敷藤花。棚には「大山、中原激闘123番」、「升田将棋選集」、「七冠王、羽生善治」などが置かれている)

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(以前、刊行されていた「将棋マガジン」誌を読んで笑顔を見せる清水女流名人と里見倉敷藤花。二人とも程よく肩の力が抜けた状態だろうか)

(銀杏)

検分

両対局者、関係者は14時45分ごろ、「関根名人記念館」に到着しました。
検分は後ろに下がりすぎていた記録机を動かす程度で、数分で終わりました。
その後、記念館の見学をしました。
関係者は宿泊するホテルへ移動、18時から前夜祭となります。

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(記録机が後ろに下がりすぎていたため、棋譜が取りにくかったり、対局者が棋譜用紙を借りにくいため、机を前に移動させた)

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(駒を検分する両対局者。本局では地元愛棋家の「関根名人書」の駒が使用される)

(銀杏)

第36期ユニバーサル杯女流名人位戦第2局は1月31日に対局

清水市代女流名人に里見香奈倉敷藤花が挑戦する第36期ユニバーサル杯女流名人位戦五番勝負第2局は1月31日9時、千葉県野田市「関根名人記念館」にて行われます。
里見倉敷藤花の先勝で迎えた第2局。清水女流名人が1勝返すか、里見倉敷藤花が連勝して女流名人に王手をかけるか注目の対局です。

2010年1月24日 (日)

本局の棋譜

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(ユニバーサル杯第36期女流名人位戦五番勝負、第1局は97手で里見倉敷藤花の勝ち)

(文)

里見「うまく指せたと思う」

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 終局後、報知新聞社による両対局者へのインタビューが行われた。

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<里見倉敷藤花のコメント>

「先手番だったら三間飛車をやろうと思っていました。棒金は予想していませんでしたが、押さえ込まれなかったのでうまく指せたと思います。第2局もしっかり準備して臨みたい」

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<清水女流名人のコメント>

「△7七同金(52手目)で金が重くなりすぎた。よくなかったです。第2局は先手後手が入れ替わるので、しっかり作戦を立てようと思います」

(文)

終局直後

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 終局時刻は16時04分。お互いに疲労した様子だった。

(文)

第1局は里見が勝利

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女流名人位戦第1局は、97手まで挑戦者の里見香奈倉敷藤花が勝ちました。終局16時04分。消費時間は里見2時間13分、清水2時間59分。

(烏)

後手、粘る

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 図は72手目△9七馬の局面。馬を自陣に引きつけて粘ろうという狙いだ。この馬は△9九角成~△9八馬~△9七馬と活用したもの。この手を見た本田女流二段は、「なるほど、こうやって粘るんですね。あきらめてませんね」と頷いた。

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 しかし清水女流名人の持ち時間は残りわずか。ここから形勢を挽回して逆転につなげることはできるのか?

(文)

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