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終局は21時1分。消費時間は▲藤井4時間53分、△羽生4時間5分。
本日は1日ありがとうございました。第3局は9月29日(水)神奈川県秦野市「陣屋」にて行われます。第3局も本サイトでお楽しみ下さい
(吟)
深々と礼をして感想戦が終了した
連勝スタートの羽生王座
気持ちの整理はついていたのか、感想戦での藤井はサバサバとしていた
谷川九段も感想戦をじっと見つめている
羽生王座「ちょっと攻めが細いかなと思いながら仕掛けた。ほかには分からなかった。厳密には無理かなと思った。(68手目)△3九銀を見つけて良くなったと思った。第3局もこれまでと変わらずに臨みたい」藤井九段「(41手目)▲6三角までは経験のある形。2回目の△7五歩(48手目)に▲同銀でないといけないが、考えているうちに自信がなくなり本譜を選んだ。しかし、おかしかった。調べてみないと分からない」
投了図は△6九角まで。▲3七馬と引くのは△5八角成▲4六玉△4五銀までの詰み。
86手まで羽生が勝利を収め、対戦成績を2-0とした。第3局は9月29日(水)神奈川県秦野市「陣屋」にて行われる。羽生王座は王座戦の連勝を18連勝に伸ばし、王座戦19連覇まであと1勝とした
最終手の△6九角を着手する羽生王座を映すモニター
図の▲3八飛に△6三歩が厳しい。▲7三角成は△8六飛とズドンと走って後手が勝勢だ
図の△3九銀で飛車をいじめ、後手が優勢と言った声が聞こえてきた。8筋の垂れ歩と3九へ打った銀で左右挟撃の形となっている。残り時間は▲藤井32分、羽生△1時間7分。残り時間でも羽生王座が有利な状況となっている
図から▲4一銀△3一金▲2四歩△同歩▲2三歩△同玉▲5一角(参考図)を検討する谷川九段
終盤に入り、谷川九段の目が光る
△8七歩に「先手としては▲同玉と取って寄せられたら仕方が無いと開き直って指すのがよいと思います。△8五歩▲同歩△7三桂▲7四馬(参考図)で、先手がギリギリ凌ぎ切っていますかね。後手は歩切れなので△8六歩と叩けないと痛いですね。したがって先手は後手玉に迫っておきたいのですが▲2四歩△同歩と味付けするのは歩を渡してしまうのでよくなさそうです」(谷川九段)
終盤戦に突入して、羽生王座の頭がモニターに映る頻度が高くなってきた