現地のイベント会場では15時頃、大盤解説会からいったん趣を変えて出演棋士による「目隠し将棋」が始まりました。本局の途中から指し継がれる形で行われます。

※
イベント会場には250人以上が来場し、立ち見になる可能性が出ております。
このあと来場を予定されている方はご了承いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

（さて、誰か分かりますか？）

（進行を見守る船江六段）

（虹）

15時から少しして、両対局者におやつが運ばれました。注文は、中村太王座が「チョコレートケーキ」と「ホットカフェラテ」、斎藤慎七段が「アップルパイ」と「ホットレモンティー」。

（中村太王座が注文したチョコレートケーキ）

（ドリンクにはホットカフェラテを選んだ）

（斎藤慎七段が注文したアップルパイ）

（こちらはホットレモンティーとともに）

※対局者とは別に注文したものを撮影致しました。

（「スイーツは中村派、ドリンクは斎藤派」と室田伊緒女流二段）

チョコレートケーキについて「甘さ控えめ。さっぱりしていて、いくらでも食べられます」。

（夕方追記分。山口絵女流１級にはアップルパイの食レポをお願いした）

「ザクザクとしたパイ生地が厚く、食べ応えがあります。林檎の質感があって美味しいです」（山口絵女流１級）

（虹）

継ぎ盤には△７五歩▲同歩△８六歩▲同歩△７六歩▲６八銀△３七歩成▲同金△４五銀▲同歩△３三角▲２九飛△６六角▲９八玉△９五歩▲６七銀打△７七歩成▲同金△同角成▲同銀△９六歩▲８七玉△８五歩（変化図）が進行の一例として並べられました。ここまで進めば後手の攻めがうるさいとのことです。手順として、△３七歩成を早めに利かすことも考えられると北浜八段。

（斎藤慎七段が反撃に転じるだろうと控室では予想されている）

（虹）

（鴨川から町中へ入ると、京都らしい休憩所が）

（白川。鴨川支流で、祇園の北側を流れる）

（祇園巽橋。このあたりは伝統的建造物群保存地区に指定されている）

（虹）

「こうなれば意地と意地のぶつかり合いです」（大石七段）
歩を突っ掛ける前の局面について、後手は待ちの姿勢だと指摘していました。先手がどのように手を作るかというところで、代えて１筋の端攻めも考えられたようです。実戦は▲２四歩とこちらから。直前にこの手を緩和する手段はありましたが、「斎藤さんは▲２四歩とされても大丈夫と見ていたはずです」と大石七段。局面が大きく動きそうです。

（大石七段が継ぎ盤を使って記者に解説中）

（虹）

（定刻の13時に開演。30分ほどでほとんどの椅子が埋まった）

（トップバッターは糸谷哲郎八段と）

（山口絵美菜女流１級が担当。森信雄七段門下の兄妹弟子コンビだ）

（虹）

陣形を整え合い、先手からは次に▲２四歩△同歩▲同飛△２三歩▲３四飛の攻めがあると控室ではいわれています。西田拓也四段は候補手として△３一飛を予想。３二金にヒモをつけたことで、前述手順をカバーしています。実戦は△６二金と、40手目△６二金～46手目△７二金を経由して元の形に戻しました。

（昼食休憩明け、稲葉陽八段が控室に姿を見せた）

（控室に続く廊下、西田拓也四段（写真右）と古森悠太四段。事前告知に追加して、西田四段も現地イベントに出演するとのことだ）

（虹）

（鴨川）

京都府京都市を流れる淀川水系の一級河川です。祇園の西側に位置します。南に流れて桂川に注ぎ、京都府と大阪府の境界付近にて木津川とともに宇治川に合流。以降を淀川と呼び、その後は関西将棋会館付近を流れて大阪湾に注ぎます。５月から９月まで夏の風物詩として、川のよく見える位置に座敷を作り料理を提供する「納涼床」が楽しめます。

（納涼床）

※「祇園の風景」の写真はすべて９月中旬に撮影。

（虹）

（対局再開の定刻から少しして、斎藤慎七段が対局室に戻ってきた）

（盤面に集中する斎藤慎七段。中村太王座は13時９分になってから入室した）

（虹）

（両者の注文した「スペシャルハンバーグ」。マッシュルームの有無だけ調整された）

（低アングルから）

（ドリンクは、中村太王座がウーロン茶）

（斎藤慎七段はパイナップルジュース）

※対局者とは別に注文したものを撮影致しました。

（虹）