受けに回る ▲3五銀に対し、羽生九段は△3三桂と跳ねて玉を2一に逃げられるようにして詰めろを受けました。それを受けて藤井王将は▲4六銀と引きました。 詰めろのために出た銀を一転して受けに使いました。 (16時半頃のさんべ荘前。少しずつ暗くなってきた)
16時20分頃の控室 (検討する福崎文吾九段と里見香奈女流五冠) 福崎九段「大盤解説会、もう皆さん疲れてはるんちゃう? 『仮眠タイム!』って言ってこようか? そのあと少しして、里見さんも出てきて『消灯!』って言ってくれる?」
藤井王将、詰めろをかける 羽生九段の80手目△4五桂に藤井王将は▲3五銀と、2六の銀を上がりました。この手は▲4二銀成△同銀▲同角成△同金▲4四桂△同歩▲4三銀△同玉に▲4四銀以下の詰めろになっています。遊び駒を活用する味のいい一手に見えますが、羽生九段はどのように受けるのでしょうか。 (昼食休憩時に撮影した、対局室から見える風景)
午後のおやつ 15時に午後のおやつが出されました。 (藤井王将のおやつは香木の森クラフトハーブソーダ、アイスレモンティ。菓子の注文はなかった) (羽生九段のおやつは三瓶そばまんじゅうと桜餅、ホットコーヒー)
寄せはあるか 先手が寄せにいく終盤戦ですが、上図からの手段がはっきりとしません。▲4二角成は、後手に△2八飛と反撃する手順を与えます。 (検討する福崎文吾九段と里見香奈女流五冠) (西川和宏六段も検討に加わった)
14時頃の大盤解説会 (昨日に引き続き、気象予報士の森田正光さんが出演。里見香奈女流五冠の聞き手を務めている。里見女流五冠が「出雲でも昔より雪が少なくなっているみたいです」と話すと森田さんが「温暖化って進んでいるんですかねぇ」。客席からは「一番の専門家や」とつぶやきが聞こえた)
対局者の昼食 (藤井王将の昼食は、おおち山くじら猪肉そば) (駆除捕獲された猪の肉や皮を資源として活用している一環で、そばに猪肉が載せられている) (羽生九段の昼食は、三瓶産コシヒカリわさび飯) (そば、天ぷらがついている) (わさびは鮫皮のおろしを使う)