激しい応酬 14時20分ごろ、郷田王将は△2七銀打としました。Twitter解説の大石六段は、「中継ブログを見てましたら、モンブランがとても美味しそうに見えました(笑)と思っていたところに△2七銀打!驚きました。郷田先生は局面に自信を持たれているように思います。(後手やや有利)」と解説します。 △2七銀打を見た久保九段は「勝ちにいきましたか……」とポツリ。 以下▲同飛△同銀成▲5二銀△6四飛▲同銀成△3三金寄と早いテンポで進んでいます。 (野辺)
14時過ぎの局面 昼食休憩明けからパタパタと進み、図の▲1五銀で郷田王将の手が止まりました。 (観戦記担当の加藤昌彦さんに解説する佐々木慎六段) 図から△3三銀と埋められると、先手の指し手が難しいと佐々木慎六段。「大盤解説で、こうするべき!って手をいいたいんですけど、うーん」と頭を抱えました。 (野辺)
雨が上がる (雨が上がり、時折青空が顔をのぞかせている) (現地では久保九段と佐々木慎六段のW大盤解説) 久保九段は、△4五銀に▲1五銀は△3三銀と埋めて、あとの△6六歩を楽しみにするつもりでしょう、と解説します。 歩切れの先手は小技が利かないので、後手に徹底して受けられるとなかなか攻めるのが難しくなります。 (野辺)
11時30分ごろの局面 (おやつで栄養補給したあとは、まじめに検討) 久保九段は▲3五歩に対し、「(1)△4五銀とは逃げにくいですね」と話します。以下▲1五銀△3三金寄▲3七桂△3六銀と進むと、そこで▲2四銀(変化図1)が強烈です。 変化図1の▲2四銀に△同金は、▲同飛△同玉▲3四金以下、後手玉は詰みます。 久保九段の本線は(2)△6六歩。以下▲同金△3九角▲3四歩に(a)△6六角成は後手が攻め合い負けしそうなので、(b)△1二玉(変化図2)の早逃げはどうかと解説します。 (野辺)