▲8三金△同飛▲7六銀で図の局面。16時45分、神谷八段の見解です。
「図の少し前は先手持ちでした。いまは難しいです。僕にとっては▲8三金が非常に疑問。なぜ単に▲7六銀ではなかったのでしょうか。図では(1)△8六歩が有力です。以下▲同歩△同飛▲7七金△8三飛▲8五歩△6四銀。これも難しい。互角ということはないと思うんですけどねえ。図から2~3手で封じ手になりそうです。(2)△6四銀のような手が指されれば、その1手で封じ手になる可能性もあります」
局面が動かないまま17時になり、佐々木大五段と礒谷女流初段が解説にゲスト出演。佐々木五段は「第一感は先手を持ちたい」と話しました。後手は歩をたくさん持っていますが、それ以外の主張があまりないとのこと。玉形も不安定ですし、先手からは次に▲6五銀が厳しい手のため、それを受ける必要がありそうという解説でした。