2020年3月
2020年3月 5日 (木)
道頓堀(2・大阪王将本店)
広瀬八段の長考
渡辺明王将が飛車先から攻めをつなごうとしたところ、広瀬八段の手がピタリと止まりました。15時50分時点でおよそ1時間20分の長考に沈んでいます。東八段と大石七段は△3三桂を有力視しており、以下▲1七桂△1四歩▲2四歩△1五歩▲2五桂△4六角▲同歩に△1九角が進行の一例です。
「そこで▲3三桂成△同玉▲2九飛△4六角成(変化図)は、後手が香得で馬も手厚いです。駒得を生かしてゆっくりとした展開にしたいですね」(東八段)

午後のおやつ
道頓堀(1)
道頓堀は、対局場と同じく大阪市中央区にある繁華街です。なんば付近、道頓堀川の南側に位置します。大阪ミナミを代表する繁華街として親しまれ、食い倒れの街らしく数多の飲食店が建ち並びます。
【道頓堀商店街】
http://www.dotonbori.or.jp/ja/
(繁華街の中にある、見逃してしまいそうな細路地「浮世小路」)
(中を通ると、おみくじができる「一寸法師大明神」が姿を見せた)
※本記事含め、風景写真の多くは別日に撮影したものです。あらかじめご了承願います。
追撃はあるか
対局再開
昼食メニュー
昼食休憩
KKRホテル大阪
対局場である「KKRホテル大阪」は、各線の森ノ宮駅から徒歩10分ほどに位置します。
KKRは国家公務員共済組合連合会の略号で、年金や福祉事業(病院や宿泊)に関する業務を行うことを目的に設立されました。国内各地にKKRホテルズ&リゾーツとして、「KKR(こころ)のこもったサービス」を売りにして宿泊施設を展開しています。大阪城のほど近くにあり、上階からは天守閣が望めます。
【KKRホテル大阪】
https://www.kkr-osaka.com/



ここしばらくは互いに長考を交えていました。先手は敵陣に角を打ち込んで攻めになるかどうか。対する後手は1五香を取りきれれば駒得を主張に戦えそうです。








広瀬八段が香交換を拒否したところ。控室では東八段と大石七段が継ぎ盤を囲んでおり、ここで▲6五歩が有力ではないかと検討されています。以下△4六角▲同歩△6二銀▲3六歩△同歩▲1三香成△同香▲3五歩(変化図)が進行の一例で、これは先手よし。途中の△6二銀は感触のよい手だといわれていましたが、それを上回る追撃が先手にあるためうまくいかないようです。


対局再開の一着は▲1五歩。本格的な攻めに発展する可能性が出てきました。








この局面で渡辺明王将が24分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲渡辺明1時間31分、△広瀬1時間38分。本日の昼食は第1局と同じく、大阪王将が将棋メシを提供します。注文は、渡辺明王将が「復刻王将定食」と「復刻創業餃子」、広瀬八段は「五目炒飯」と「復刻創業餃子」。すべて大阪王将のキッチンカーで調理されたものです。対局は13時30分に再開します。






