2018年1月

2018年1月26日 (金)

Dsc_0168 (開催地代表あいさつは武広勇平・上峰町長)

Dsc_0173 (来賓あいさつは山口祥義・佐賀県知事)

Dsc_0179 (左から記録係の池永三段、副立会人の北浜八段、豊島八段、久保王将、立会人の小林健九段、武富女流3級)

 

「吉野ヶ里温泉ホテル」で18時から前夜祭が行われた。

Dsc_0138 (オープニングは江頭寿子さんによる祝舞)

Dsc_0148 (主催者あいさつは岩松城・毎日新聞社取締役西部本社代表)

Dsc_0159 (井上慶太・日本将棋連盟常務理事)

 

Dsc_0021 (対局場の「大幸園」にて。検分を行う両対局者)

Dsc_0017 (久保王将)

Dsc_0025 (豊島八段)

Dsc_0027 (関係者、報道陣が見守る中、検分が行われる。検分では盤駒を確かめるだけでなく、封じ手の場所や室温などが確認される)

 

久保利明王将に豊島将之八段が挑む第67期王将戦(主催・スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)七番勝負。静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で行われた第1局は挑戦者の豊島八段が先勝した。
久保王将が巻き返して1勝1敗のタイに戻すか。豊島が2連勝で突き放すか。注目の第2局は1月27・28日(土・日)、佐賀県三養基郡「大幸園」で行われる。立会人は小林健二九段、副立会人は北浜健介八段、記録係は池永天志三段(小林健二九段門下)が務める。
持ち時間は各8時間(2日制)、1日目の18時に手番の棋士が封じ手を行う。第2局の先手番は豊島八段。
日本将棋連盟モバイルツイッター解説は1日目が杉本和陽四段、2日目は長沼洋七段が担当する。

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Dsc_0006 (一行は新鳥栖駅に15時頃に到着)

Dsc_0009 (両対局者は乗用車で、関係者は大幸園のマイクロバスで対局場を目指す)

中継は棋譜コメント入力が飛龍、ブログを吟が担当する。どうぞよろしくお願いします。

【スポニチ】
http://www.sponichi.co.jp/

【毎日新聞】
https://mainichi.jp/

【囲碁将棋チャンネル(将棋プレミアム)】
http://www.igoshogi.net/shogipremium/live/

【日本将棋連盟モバイル(ツイッター)】
https://twitter.com/shogi_mobile

2018年1月 8日 (月)

Img_2098 大盤解説会場から戻り、感想戦が始まった。

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以上で第1局のブログ更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

第2局は1月27・28日に佐賀県三養基郡「大幸園」で行われます。
どうぞお楽しみに。

Img_2040 終局直後の様子。

Img_2045 開幕局を快勝した豊島八段。

【豊島八段の談話】
――作戦は、先日のA級順位戦に続いて相振り飛車を選択されました。
「あ、そうですね。この形になればと」
――銀をぶつけたあたり(28手目△4五銀)の感触はいかがでしたか。
「銀をぶつけて指してみよう、という感じで。うまくいくかどうかは、わからなかったんですけど」
――そのあたりまで時間を使っていませんが、ある程度研究範囲だったのでしょうか。
「そこまで深く研究できていたわけではないんですけど、そういうようなイメージといいますか」
――そのあとは、一気に激しくなりましたが、おおよそ読み筋通りに進んでいたのでしょうか。
「銀をぶつけたあと、4四に銀を打つ展開はあるのかなと思って指していました」
――封じ手のところは、どのように見ていましたか。
「すごく激しい将棋になって、詰むか詰まないかの変化を読むことが多かったです。際どい気はしました」
――よくなったと思ったのはどのあたりでしょうか。
「飛車を取って2八に下ろして(70手目)よくなっている気がしました」
――本局は時間をあまり使わずに指されました。
「わりと変化するところがなかったというか。△4五同歩(30手目)としてからは、こちら側は指すしかないという感じでしたので。それで早指しになったのかなと思います」
――一局を振り返ると、満足のいく内容でしたか。
「はい。自分としては、うまく指せたのかなと思いました」

Img_2055 久保王将は力を出せなかったか。

【久保王将の談話】
――A級順位戦に続いて相振り飛車になりましたが、久保王将のほうから変化されました。
「順位戦のように指すのもあったのですが、まあいろいろ、形によってはあったと思いますので。結局は似たようなことになってしまいましたけど」
――銀をぶつけられたところはどのように見ていましたか。
「いろいろ変化の余地が多くて。先に取るか、銀をまっすぐ立つか、どちらかで迷ったのですが。本譜も攻めるところと守るところの選択肢で迷うことが多くて。それで結構時間を使ってしまったというところですかね」
――封じ手の局面はどのように見ていましたか。
「上に逃げ出すような展開とか、本譜のような展開で、何かしらいい勝負になる指し手があるかと思ったのですが、どれも一手負けの変化の気がしました」
――そうすると、もっと前に問題があったのでしょうか。
「そうですね。ちょっと踏み込み過ぎた可能性はあると思います。もう少し何かじっくり指すような将棋にしたほうがよかったかもしれないですね」
――具体的な指し手は何かありますか。
「▲7七桂(35手目)と跳ねたあたりで、自玉に手を入れるような。▲3九玉とか。そういうふうに、もうちょっとゆっくり受ける展開にしてから、▲7七桂を跳ねていくような将棋にすれば、また違った展開になったかなと思います。本譜を選んだときは、10数手先がしっかり読めていなかった感じですね」

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