2017年2月

2017年2月 1日 (水)

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時刻は16時を回りました。
少し前の局面から、先手が▲3五歩と仕掛けるかどうかが注目されていましたが、互いにじわりじわりと駒組みを進めており、いまだ開戦に至っていません。ただ、先手は角を盤上に手放しているため、近いうちに仕掛けるのではないかと見られています。

Img_2077久保九段は自陣の形を整えて先手の仕掛けを待ち受ける。

【現地大盤解説会】
本局は対局会場のホテル花月2F特設会場で大盤解説会が開催されます。現地ならではの臨場感あふれる解説をお楽しみください。

日時:2月2日(木)10時~終局まで
会場:ホテル花月 2F特設会場(栃木県大田原市黒羽向町2)
会費:一般 3,000円(昼食付き・税込)、観戦のみ(昼食なし)は、一般 1,000円、高校生以下無料。
解説:飯野健二七段

詳しくは下記(日本将棋連盟HP)をご参照ください。
https://www.shogi.or.jp/event/2016/12/66_4.html

Img_2092ホテル花月園玄関の案内版。

【関西将棋会館大盤解説会】
本局は関西将棋会館道場の主催で、大阪市の「MBSちゃやまちプラザ」にて解説会が開催されます。

日時:2月2日(木)14時から終局(最長21時)まで
会場:MBSちゃやまちプラザ(大阪市北区茶屋町17-1 MBS本社1F
入場料:一般1,500円、女性。身障者・高校生以下は1,000円
解説:菅井竜也七段、室田伊緒女流二段

詳しくは下記PDFをご参照ください。
https://www.shogi.or.jp/kansai/entry_images/d7fdcd00a9af9338e4022bb423a19199_1.pdf

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12時30分、図の局面で久保九段20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲郷田1時間49分、△久保1時間31分。昼食の注文は郷田が「天婦羅うどん(温)」、久保が「天婦羅そば(冷)」。対局は13時30分に再開します。

Img_2026天婦羅うどん(温)。

Img_2020天婦羅そば(冷)。

栃木県の北東に位置する大田原市は、人口およそ7万5千人。市の中心を那珂川が流れておりアユ漁が盛んです。松尾芭蕉の「奥の細道」とも縁が深いことから観光地として人気があります。

Img_2014那珂川にかかる那珂橋。対局場のホテル花月は、この橋のたもとにある。

Img_1980黒羽地区には歴史を感じさせる建物が多く残っている。

市内は那須野ヶ原の肥沃な大地が広がっており、農業に適しています。米の生産量は県内トップで、そのほか野菜やフルーツの生産も盛んです。

Img_1982名物のアユを売る高橋商店さん。

Img_1984立派な特大の「焼きあゆ」が5串1束で1,500円とリーズナブルだ。

12時刻は11時を回りました。図の局面で郷田王将が1時間を超える長考をしています。▲3三角成と交換するか否かで、今後の展開が大きく変わるところ。作戦の岐路を迎えています。

Img_1897郷田王将は13手目で大長考。気合を感じさせる。

【追記】
郷田王将は11時19分に1時間27分の長考で▲3三角成を決断。以下△同桂に▲5六歩と進めました。