【紅組】▲広瀬-△佐藤康 対局開始
関西将棋会館からおはようございます
挑戦者決定リーグ最終一斉対局
第57期王位戦(新聞三社連合主催)は、挑戦者決定リーグがいよいよ大詰め。5月17日(火)に最終の5回戦が一斉対局で行われます。
棋譜中継は優勝者の可能性を残す棋士が戦う以下の4対局を、そのほかの結果等につきましては、中継ブログで紹介いたします。
【棋譜中継局】☆=優勝の可能性がある棋士
◇紅組
▲広瀬章人八段(2勝2敗)-△佐藤康光九段(3勝1敗)☆
▲佐藤紳哉七段(0勝4敗)-△豊島将之七段(3勝1敗)☆
◇白組
▲木村一基八段(4勝0敗)☆-△森内俊之九段(2勝2敗)
▲菅井竜也七段(3勝1敗)☆-△脇謙二八段(2勝2敗)
リーグの状況を整理して紹介します。
【紅組】
紅組は佐藤康光九段と豊島将之七段が3勝1敗でトップ。優勝の可能性はこの両名に絞られています。
対戦結果による、優勝及びリーグ残留の状況は以下の通りです。
・佐藤勝ち、豊島勝ち…4勝1敗同士でプレーオフ。
・佐藤勝ち、豊島負け…4勝1敗の佐藤九段が優勝、3勝2敗で豊島七段と行方八段-八代五段の勝者が並ぶも、豊島七段が両者に勝っているため、リーグ残留。
・佐藤負け、豊島勝ち、行方勝ち…4勝1敗の豊島七段が優勝、3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・行方八段が並ぶも直接対決で広瀬八段がリーグ残留。
・佐藤負け、豊島勝ち、八代勝ち…4勝1敗の豊島七段が優勝、3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・八代五段が並び、直接対決は1勝1敗のため、前期成績上位の広瀬八段がリーグ残留
・佐藤負け、豊島負け、行方勝ち…3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・行方八段・豊島七段が並び、直接対決の結果で、豊島七段が優勝、広瀬八段はリーグ残留。
※2勝1敗…広瀬八段、豊島七段(広瀬●-○豊島)、1勝2敗…佐藤九段、行方八段
・佐藤負け、豊島負け、八代勝ち…3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・豊島七段・八代五段が並び、直接対決の結果で、佐藤九段が優勝、豊島七段がリーグ残留。
※2勝1敗…佐藤九段、豊島七段(佐藤○-●豊島)、1勝2敗…広瀬八段、八代五段
【白組】
白組は木村一基八段が無キズの4連勝で単独トップ。1敗で追う菅井竜也七段にプレーオフ進出の可能性が残されています。
対戦結果による、優勝及びリーグ残留の状況は以下の通りです。
・木村勝ち、菅井勝ち…5連勝の木村八段が優勝、4勝1敗の菅井七段がリーグ残留。
・木村勝ち、菅井負け…5連勝の木村八段が優勝、3勝2敗で脇八段・菅井七段が並ぶも、直接対決で脇八段のリーグ残留。
・木村負け、菅井勝ち…4勝1敗同士のプレーオフ。
・木村負け、菅井負け…4勝1敗の木村八段が優勝、3勝2敗で菅井七段・脇八段・森内九段が並ぶが、直接対決は1勝1敗のため、前期成績上位の菅井七段がリーグ残留。
中継は吟、牛蒡、飛龍、独楽、八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
羽生王位の防衛で閉幕
第5局の急所

「図の△6九同銀不成に▲9六香が敗着ですね。▲2五金△同桂▲8六歩△同歩▲7七玉△7八銀不成▲8六玉△8四歩▲同馬△9三金は激戦でしたね」と感想戦後の広瀬。
上記の変化を「ギリギリで簡単に終わるような将棋ではない」と感想戦での羽生。
▲9六香に代えて立会人の桐山九段が▲7七玉を感想戦で指摘。
「▲7七玉は私としては五段目の竜に近づくので抵抗のある手ですが、非常に有力でした。以下△5六金(▲同歩は△2六竜▲同金△7八金以下詰み)▲7五歩△同歩▲8五角成△8二飛▲8四桂△2六竜▲同金△7六金▲同馬△同歩▲同玉△6七角▲7五玉△6六金▲同玉△8五角成▲2三歩△同桂▲2四歩△8四馬▲同馬△同飛(変化1図)を調べたのですが、そこで▲2三歩成△同金▲7二飛の王手のときに後手が対応に困ります。歩以外の合駒をしてしまうと先手玉の詰めろが解けてしまうので、△3二歩(変化2図)と合駒するのですが、▲3一銀△同玉▲4二金△2一玉▲7一飛成△1二玉▲2四桂△同金▲1三金△同玉▲1一竜△1二桂▲3一角△2三玉▲2二竜△3四玉▲3九香(変化3図)のときに歩合いができないので、後手玉が即詰みです。こうやって勝っていれば会心の寄せでした(笑)。ただ実際は変化が多いのでどちらが勝ちか分からないです。なので▲7七玉は有力でした。結果的にはここでの応手が勝敗を分けました。3つの中で1番悪い手を選んでしまいました」と感想戦後の広瀬。
「▲7七玉と上がられていれば負けでしたね」と感想戦での羽生。












