2016年5月16日 (月)

挑戦者決定リーグ最終一斉対局

第57期王位戦(新聞三社連合主催)は、挑戦者決定リーグがいよいよ大詰め。5月17日(火)に最終の5回戦が一斉対局で行われます。
棋譜中継は優勝者の可能性を残す棋士が戦う以下の4対局を、そのほかの結果等につきましては、中継ブログで紹介いたします。

【棋譜中継局】☆=優勝の可能性がある棋士

◇紅組
▲広瀬章人八段(2勝2敗)-△佐藤康光九段(3勝1敗)☆
▲佐藤紳哉七段(0勝4敗)-△豊島将之七段(3勝1敗)☆

◇白組
▲木村一基八段(4勝0敗)☆-△森内俊之九段(2勝2敗)
▲菅井竜也七段(3勝1敗)☆-△脇謙二八段(2勝2敗)

リーグの状況を整理して紹介します。

【紅組】
紅組は佐藤康光九段と豊島将之七段が3勝1敗でトップ。優勝の可能性はこの両名に絞られています。
対戦結果による、優勝及びリーグ残留の状況は以下の通りです。

・佐藤勝ち、豊島勝ち…4勝1敗同士でプレーオフ。

・佐藤勝ち、豊島負け…4勝1敗の佐藤九段が優勝、3勝2敗で豊島七段と行方八段-八代五段の勝者が並ぶも、豊島七段が両者に勝っているため、リーグ残留。

・佐藤負け、豊島勝ち、行方勝ち…4勝1敗の豊島七段が優勝、3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・行方八段が並ぶも直接対決で広瀬八段がリーグ残留。

・佐藤負け、豊島勝ち、八代勝ち…4勝1敗の豊島七段が優勝、3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・八代五段が並び、直接対決は1勝1敗のため、前期成績上位の広瀬八段がリーグ残留

・佐藤負け、豊島負け、行方勝ち…3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・行方八段・豊島七段が並び、直接対決の結果で、豊島七段が優勝、広瀬八段はリーグ残留。
※2勝1敗…広瀬八段、豊島七段(広瀬●-○豊島)、1勝2敗…佐藤九段、行方八段

・佐藤負け、豊島負け、八代勝ち…3勝2敗で広瀬八段・佐藤九段・豊島七段・八代五段が並び、直接対決の結果で、佐藤九段が優勝、豊島七段がリーグ残留。
※2勝1敗…佐藤九段、豊島七段(佐藤○-●豊島)、1勝2敗…広瀬八段、八代五段

【白組】
白組は木村一基八段が無キズの4連勝で単独トップ。1敗で追う菅井竜也七段にプレーオフ進出の可能性が残されています。
対戦結果による、優勝及びリーグ残留の状況は以下の通りです。

・木村勝ち、菅井勝ち…5連勝の木村八段が優勝、4勝1敗の菅井七段がリーグ残留。

・木村勝ち、菅井負け…5連勝の木村八段が優勝、3勝2敗で脇八段・菅井七段が並ぶも、直接対決で脇八段のリーグ残留。

・木村負け、菅井勝ち…4勝1敗同士のプレーオフ。

・木村負け、菅井負け…4勝1敗の木村八段が優勝、3勝2敗で菅井七段・脇八段・森内九段が並ぶが、直接対決は1勝1敗のため、前期成績上位の菅井七段がリーグ残留。

中継は吟、牛蒡、飛龍、独楽、八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。