図は▲木村-△森内戦の16時40分過ぎの局面。
後手は数手前に△3四歩と合わせて3筋から動きを見せました。いま、▲5三飛成を受けずに△3四銀と歩を払ったところ。対して、すぐに▲5三飛成は△3六歩で後手の攻めが厳しく先手不利。しかし、先に▲3六歩と角取りの先手で△3六歩の筋を消してから▲5三飛成とすれば、先手がよさそうと控室では見られています。
【白組】▲菅井-△脇 菅井七段の勝利
▲菅井-△脇戦は71手で菅井七段の勝ちとなりました。終局時刻は16時38分。消費時間は▲菅井1時間37分、△脇3時間31分。
勝った菅井七段はリーグ成績を4勝1敗とし、プレーオフ進出を▲木村八段-△森内九段戦の結果に委ねます。敗れた脇八段は2勝3敗となり、リーグ陥落が決まりました。
【紅組】▲行方-△八代 思い切った攻め
図は▲行方-△八代戦の16時過ぎの局面。
控室では「先手が思い切った攻めに出ている」と見られています。直前に▲7五歩と桂頭を攻めたところですが、図のように△6五桂と跳ねられるため、リスクの高い攻めになります。ここから行方八段は、どのような攻めの構想を用意しているのでしょうか。
先手:行方尚史八段
後手:八代弥五段
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲4六歩 △6四歩 ▲6八玉 △6三銀
▲3六歩 △4一玉 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △5二金
▲7九玉 △5四銀 ▲4七銀 △3一玉 ▲5六銀 △7四歩
▲2五歩 △3三銀 ▲4八金 △7三桂 ▲2九飛 △4四歩
▲4五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4六歩 ▲3四歩 △同 銀
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三金 ▲2九飛 △2四歩
▲7五歩 △6五桂
【白組】▲山崎-△瀬川 激しい戦い
図は▲山崎-△瀬川戦の16時過ぎの局面。
先手が激しく攻めて、局面は一気に終盤戦の様相を呈しています。後手玉が薄くなりましたが、先手陣も端を完全に突破されていて形勢は不明。寄せ合いの勝負なりそうです。
先手:山崎隆之八段
後手:瀬川晶司五段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △8四飛
▲2六飛 △2二銀 ▲8七歩 △5二玉 ▲5八玉 △7二銀
▲3八金 △1四歩 ▲7七角 △7四歩 ▲6八銀 △7三桂
▲4八銀 △1五歩 ▲5九銀右 △9四歩 ▲9六歩 △6二金
▲2四歩 △7五歩 ▲同 歩 △2四角 ▲2三歩 △同 金
▲8六飛 △8五歩 ▲7六飛 △8三銀 ▲9五歩 △同 歩
▲同 香 △6五桂 ▲6六角 △9五香 ▲7四歩 △7五歩
▲同 飛 △7四銀 ▲6五飛 △9四飛 ▲2五飛 △3三角
▲3五桂 △6六角 ▲2三桂成 △9九角成 ▲2二成桂
【紅組】▲広瀬-△佐藤康 後手の強手
図は▲広瀬-△佐藤康戦の15時30分頃の局面。
佐藤康九段は歩頭に銀を出る強手を放ちました。控室の検討では△2四同歩が予想されていたところ。△3五銀も筋としては挙げられていましたが、角を引かれて次の手がわからないとされていたところです。
盤側で見ていた観戦記者の内田さんによれば「佐藤九段は小気味のいい手つきで、駒音も高く△3五銀を指しました」とのこと。
検討では△3五銀▲6八角に△3六銀▲2三歩成△6六角▲同歩△2七歩▲1八飛△4七歩▲5九銀△3七銀成(参考図)と進められて、優劣不明と見られています。


▲菅井-△脇戦は上図から△3六飛▲同飛△1八歩▲8五歩△1九歩成▲8四歩△1八角▲8六飛と進み、15時40分頃には下図の局面になりました。戦いに入りましたが、棋士室では先手の模様がいいと見られています。
