▲8八銀の意味 「▲8八銀(31手目)は、図から▲3六歩に△1六歩▲同歩△7五歩▲3五歩△2五歩▲同飛△7六歩▲3三角成△同桂▲2六飛(参考図)と進んだときに、△5五角が両香取りにならない意味かなと考えていました」と松尾八段。村田顕五段も「一例ですが、△7五歩▲同歩△6五桂▲3三角成△同桂と進んだときに対応しやすそうです。△4四角や△5五角の筋が両取りにならないので」との解説で、やはり角のラインに備えた意味だと推測しています。 (松尾八段の揮毫)
1日目休憩明け (羽生王位、木村八段の順で席に戻った) (木村八段は手を組んで相手の手を待つ) (羽生王位は再開するとすぐに▲8八銀を着手) (▲8八銀の前例は1局。ほかの9局は▲6八銀だった) (▲8八銀に木村八段はこの表情。予想どおりか、意外だったのか)
1日目昼食休憩 12時30分、図の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲羽生2時間4分、△木村1時間5分。羽生王位の昼食は冷やし天ぷらそば、木村八段は親子重(ご飯少なめ)。対局再開は13時30分です。 (冷やし天ぷらそば) (親子重) (木村八段は懐中時計を盤の前に置いていた) (木村八段の盆。「おいしい秦野の水」は羽生王位にも出された)
詰将棋 明日の現地大盤解説会用に、田中寅九段が詰将棋色紙を作成しています。 (色紙を書く田中寅九段) (完成した作品を松尾八段が解く。右手の中指で読みを確認しているだろうか) (松尾八段がいちばん手こずったという作品がこちら)
じっくりとした展開 図は11時20分ごろの局面。じっくりとした展開です。前例は30局を超え、羽生王位は今期棋戦戦五番勝負で先手番を、木村八段も同じ時期の順位戦で後手番を経験しています。木村八段は当時、図で△2三銀としましたが、△7四歩や△7七同角成も同じくらい実戦例の多い手です。 (木村草太さんは両対局者の揮毫扇子を持参していた)
王位戦の陣屋対局 王将戦の「陣屋事件」で知られる陣屋ですが、王位戦も数多く指されています。第55期王位戦も羽生王位と木村八段で、第6局(木村勝ち)と第7局(羽生勝ち)が指されています。それ以前の第7局陣屋対局となると、羽生王位は第52期(広瀬章人王位に勝って奪取)、木村八段は第50期(深浦康市王位に敗れて奪取ならず)があります。 (陣屋のロビー。対局写真や色紙が飾れらている) (第50期王位戦第6局の封じ手用紙) (第52期王位戦第7局の写真)