2025年5月 7日 (水)

中日新聞・東京新聞のYouTubeチャンネルでは、白組▲羽生善治九段-△杉本和陽六段戦のライブ配信があります。

【LIVE配信】羽生善治九段 杉本和陽六段(10時放送開始)
https://www.youtube.com/watch?v=pbmZTVjKiEE

ABEMAプレミアムでは、紅組▲大橋貴洸七段-△佐々木勇気八段戦のライブ配信があります(視聴にはプレミアムへの登録が必要です)。

【情報LIVE】佐々木勇気八段 対 大橋貴洸七段(9時50分放送開始)
https://abema.app/S8Te

 挑戦者決定リーグは、紅白それぞれ6人ずつに分かれており、各組の1位が挑戦者決定戦に進みます。また、リーグに残留できるのは各組2位まで。3位以下の計8人は来期予選からの出場となります。

 優勝者、残留者はリーグ戦の成績で決定します。4勝1敗の1位が複数人出た場合は後日プレーオフ。3勝2敗が複数人出た場合は、リーグ上での直接対決の結果を優先し、それでも同じ場合は前期の王位戦の成績を優先します。

【紅組】

氏名 勝数 負数
渡辺明九段
大橋

佐々大

佐々勇

丸山

八代
佐々木大地七段
八代

渡辺明

大橋

佐々勇

丸山
八代弥七段
佐々大

佐々勇

丸山

大橋

渡辺明
大橋貴洸七段
渡辺明

丸山

佐々大

八代

佐々勇
佐々木勇気八段
丸山

八代

渡辺明

佐々大

大橋
丸山忠久九段
佐々勇

大橋

八代

渡辺明

佐々大

 紅組は、佐々木勇気八段と大橋貴洸七段が3勝1敗で並んでおり、本日の▲大橋-△佐々木勇戦の勝者が優勝となります。2位については、本日不戦勝の八代弥七段と、佐々木勇-大橋戦の敗者、丸山-佐々木大戦の勝者の3人が3勝2敗で並ぶことになり、以下の4つのケースが考えられます。

 ・佐々木大七段、八代七段、大橋七段の3人が3勝2敗
 ・佐々木大七段、八代七段、佐々木勇八段の3人が3勝2敗
 ・八代七段、大橋七段、丸山九段の3人が3勝2敗
 ・八代七段、佐々木勇八段、丸山九段の3人が3勝2敗

 これら4つのケースすべて3者の直接対決は1勝1敗となります(例:佐々木大七段、八代七段、大橋七段の3人が3勝2敗で並んだ場合、リーグの直接対決は、佐々木大○-●八代、八代○-●大橋、大橋○-●佐々木大)。

 前期の王位戦の成績は、佐々木大七段がリーグ残留>八代七段が予選決勝で敗退>丸山九段、佐々木勇八段、大橋七段が予選初戦で敗退のため、まとめると「▲佐々木大-△丸山戦で、佐々木勝ちなら佐々木大七段が残留。丸山勝ちなら八代七段が残留」です(渡辺明九段、丸山九段はリーグ陥落が決まっています)。

【白組】

氏名 勝数 負数
斎藤慎太郎八段
杉本和

羽生

永瀬

都成

古賀
羽生善治九段
都成

斎藤慎

古賀

永瀬

杉本和
永瀬拓矢九段
古賀

杉本和

斎藤慎

羽生

都成
都成竜馬七段
羽生

古賀

杉本和

斎藤慎

永瀬
杉本和陽六段
斎藤慎

永瀬

都成

古賀

羽生
古賀悠聖六段
永瀬

都成

羽生

杉本和

斎藤慎

 白組は、永瀬拓矢九段が4連勝で単独首位。すでにリーグの残留が確定し、勝てば優勝が決まります。唯一追いつく可能性があるのは古賀悠聖六段で、古賀六段が敗れても永瀬九段が優勝です。永瀬九段が敗れ、古賀六段が勝った場合は、両者4勝1敗で後日プレーオフとなります。また、古賀六段は勝つと2位以上が確定し、ほかの4者はリーグ陥落となります。

 古賀六段が敗れた場合は、(1)斎藤慎太郎八段と古賀六段の2人が3勝2敗、(2)斎藤慎八段、古賀六段、杉本和陽六段の3人が3勝2敗で並ぶ、2つのケースが考えられます。(1)は直接対決の結果、(2)は3者の直接対決が1勝1敗になるため、前期の王位戦でリーグ残留だった斎藤八段が上位となります。以上をまとめると「▲古賀-△斎藤慎戦の勝者がリーグ残留」です(羽生九段、都成七段、杉本和六段はリーグ陥落が決まっています)。

藤井聡太王位への挑戦権をかけて争われている伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦挑戦者決定リーグは5月7日(水)、紅白それぞれの最終5回戦が一斉に行われます。対戦カードは以下の通り。王位戦中継サイトでは全5局を中継いたします(紅組▲渡辺明九段-△八代弥七段戦は、渡辺九段の休場により、八代七段の不戦勝が決まっています)。対局開始は10時、持ち時間は各4時間です。

【紅組】
▲大橋貴洸七段(3勝1敗)-△佐々木勇気八段(3勝1敗) 関西将棋会館
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202505070401.html
▲佐々木大地七段(2勝2敗)-△丸山忠久九段(2勝2敗) 東京・将棋会館
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202505070501.html

【白組】
▲都成竜馬七段(0勝4敗)-△永瀬拓矢九段(4勝0敗) 関西将棋会館
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202505070201.html
▲古賀悠聖六段(3勝1敗)-△斎藤慎太郎八段(2勝2敗) 関西将棋会館
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202505070101.html
▲羽生善治九段(1勝3敗)-△杉本和陽六段(2勝2敗) 東京・将棋会館
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/66/oui202505070301.html

インターネット中継は文、紋蛇、睡蓮、玉響、胡桃、夏芽が担当します。よろしくお願いいたします。

2024年8月29日 (木)

対局翌日の29日朝、藤井聡太王位の防衛一夜明け会見が行われました。

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――熱戦から一夜明けての心境は。
「今期の王位戦は苦しい将棋が多いシリーズだった。その中で結果を出すことができて、永世称号が得られたのはうれしく思う」

――これから追い求めるもの、理想の将棋は。
「経験の少ない展開でも、局面の急所を見抜いて考えていけるような力をつけていきたい。そのうえで新しい局面や面白い局面を切り拓いていけたら」

――今期七番勝負の盤外で印象に残ったことは。
「函館と唐津にはじめて訪れ、食事や街の雰囲気を楽しめた。シリーズを通して、前夜祭では地元の方々に温かい歓迎をいただいて、励みになった」

――昨日の勝ち方を振り返って。
「終盤の入口で誤算があったが、踏みとどまって軌道修正して勝ちに近づけた。ミスをできるだけ減らしていくのが理想だが、実際はミスや誤算が生じる。それをリカバリーできたのはよかった」

――王座戦と竜王戦は、主に関西での対局が続く。関西に対する思いは。
「奨励会に入った頃から、関西将棋会館に通っていた。馴染みある地域で、タイトル戦を戦う機会を多くいただいたのはありがたい。よりよい内容の将棋を指せるように、しっかり取り組んでいきたい」

――2つ目の永世称号を得て、羽生善治九段の存在は。
「永世称号の話が出るたびに、羽生九段の偉大さを改めて実感する。対局の内容や立ち居振る舞いを含めて、少しでも近づけていきたい」

――王座戦を迎えるにあたって、永瀬拓矢九段とどのように戦うか。
「永瀬九段には普段から練習将棋を指してもらっていて、強さを感じている。序盤で遅れを取らないようにするのが必要。チェスクロックの対局では、残り時間が少なくなったところミスが出る。時間配分も意識したい」

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本局のブログ更新は以上です。伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負は藤井聡太王位の5連覇、永世王位の資格獲得で幕を閉じました。

第66期は既に開幕し、現在予選が行われております。そちらも新聞三社連合加盟各紙の観戦記などでお楽しみください。

(書き起こし=武蔵)

感想戦終了後に藤井聡太王位の防衛記者会見が行われました。

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――渡辺九段との今シリーズを振り返って。
「全体として苦しい将棋が多かった。特に第1局と第2局は、押されている内容だった。そのあと第3局は際どい終盤を勝つことができて、流れをつかむことができたと感じている」


――永世王位を獲得。これまで戦われた5期の七番勝負を振り返って。
「はじめて王位戦に挑戦できたとき、2日制の対局は初めてだった。指してみると1日制の対局と感覚が違うと感じた。長い持ち時間の中でしっかり考えることができて、印象に多く残る対局も多い。王位戦の対局を通して、成長できた部分が多くある」

――羽生善治九段が持つ、永世二冠の最年少記録(24歳9ヶ月)の更新について。
「永世称号については、対局に臨むにあたってまったく意識していない。これまで獲得した5期の積み重ねで、永世王位を獲得できたのはうれしい」

――これからの将棋に向きあう姿勢について。
「今回の七番勝負でも、考えていてもなかなか判断がつかない局面が多く、中盤戦の形勢判断のあたりで課題が見つかった。そのあたりを意識して、長い目で見たとき、着実に実力が伸ばせたと思えるように取り組んでいきたい」

――今期のシリーズで印象に残ったのは。
「第3局の終盤戦は、最後際どい形になって、突き詰めるとこちらが悪い部分もあったようだが、最後でギリギリ勝ちをつかめたのが印象に残っている」

――第1、3局は逆転勝利だった。要因は。
「第1局は、最後のほうはかなり差がついて、勝ちになったのは幸運だった。第3局は駒が足りないながらも際どいと思っていた。判断の難しい局面を作っていくことができたように思う」

――22歳をどのように過ごすか。
「最近は公式戦の対局でも幅広い展開になることが多い。発見や課題ができていると感じているので、経験を生かして、実力を高めていけるように取り組みたい」


――将棋を始めた、子どもたちに伝えたいメッセージを。
「将棋はいろいろな可能性があって、自由なゲームだと思っている。将棋を始められた方も、自分で少しずつ考えて、可能性を探ってもらえたら」

――王位戦の防衛した自己評価について。
「第1局、第2局の内容がよくなかった。そのときは『もっといい将棋を指さないといけない』という気持ちを持っていた。そこから立て直して、防衛につなげられたのはよかった」

――次は、王座戦、竜王戦が控える。挑戦者の永瀬拓矢九段、佐々木勇気八段の印象は。
「これまでは王位戦のことを中心に考えていた。来週からは王座戦が始まり、ここから気持ちを切り替えて準備をしていきたい。永瀬九段も佐々木八段も序中盤の研究が深いイメージがある。まずはそこで遅れをとらないようにする必要がある。 佐々木八段とタイトル戦を戦うのは竜王戦が初めて。長考派のイメージがあり、互いの読みがぶつかり合うような将棋を指したい」

――いまの調子をどのように捉えているか。
「今回の王位戦でもミスが出たところがあった。経験が少ない局面だとミスが出やすいが、一定の手応えもあった。状態としては以前より上向いているところがあると思っている」


――ファンの皆さんに向けてメッセージを。
「この王位戦は苦しい部分も多いシリーズではあったが、結果を出せてうれしく思う。来週には王座戦が開幕する。気持ちを切り替えて、いい将棋が指せるように準備をしたい」

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(書き起こし=武蔵)