2017年6月 9日 (金)

終局後、両対局者に主催紙からのインタビューが行われました。まずは菅井七段から。

――本局はいかがでしたか

菅井 あんまり自信はありませんでした。終盤までしっかりとした形勢判断ができていませんでした。

――挑戦者決定リーグ戦から振り返られて

菅井 調子が悪く、挑戦者になれるとは思っていませんでした。リーグ戦ながらの厳しいブロックに入りましたし。

――タイトル初挑戦を決めたいまのお気持ちは

菅井 いまはまだ実感がないです。精一杯頑張りたいと思います。

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次に澤田六段にインタビューが行われました。

――本局を振り返られて

澤田 スキを与えないようにさしていましたが、玉の守りが薄すぎて相当勝ちにくい将棋にしてしまいました。△9四角と打ったのは仕方ないと思ったのですが、負けを早めてしまって。もっと徹底的に待たないといけなかったように思いますが、そんな元気もなかったです。

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第58期王位戦挑戦者決定戦は、17時49分、91手で菅井七段の勝ちとなりました。消費時間は▲菅井七段2時間38分、△澤田六段3時間47分。勝った菅井七段は羽生善治王位への挑戦権を獲得しました。

_86 菅井七段は10分考えて▲4二桂成を着手すると、控室で歓声が上がりました。対して澤田六段はノータイムで△3六桂と王手を掛けて、最後のお願いに出ました。図で▲3七玉は△4五桂の攻防手があって逆転。澤田六段も狙っています。

 

_84_2 図は17時30分ごろの局面。ここで▲4二桂成が決め手級の桂の成り捨てと言われています。以下△同金▲3四金△4五玉▲4七金と進めた局面が、▲3六角の詰めろで非常に受けにくい形です。控室では▲4二桂成が発見できれば、終局は近いと話されています。