【紅組】▲永瀬-△本田 馬を捕獲 ▲永瀬-△本田戦は図の局面、永瀬二冠が馬を捕獲しました。後手は暴れにいくかと思われましたが、△4八同馬▲同玉に△8一歩と辛抱しています。図の直前に▲7三歩△同桂を利かされ、すぐには攻められない局面だったのかもしれません。この辛抱が実るかどうか。ポイントは先手の歩切れです。 (永瀬二冠は大駒3枚を手にした)
【紅組】▲鈴木-△佐藤秀 鈴木リード ▲鈴木-△佐藤秀戦は、55手目▲8六歩で駒がぶつかりました。以下も歩の絡む攻防が続きましたが、鈴木九段がうまく指し回してペースを握ったと思われます。先手の持ち歩は5枚あり、3、4、7、8筋の歩は五段目まで進み、後手を押し込んでいます。佐藤七段としては、残り時間が少ないのも気になります。 (鈴木九段)
【白組】▲阿部健-△藤井聡 藤井リード ▲阿部健-△藤井聡戦は藤井七段がリードしています。角香交換で後手駒得。先手は竜と▲1三歩成のと金で攻めていきたいのですが、図で▲1三歩成は、△1一歩▲2三竜に△3四銀(変化図)があります。 変化図から(1)▲3四同竜は△7七角成▲同桂△3四飛で飛車を取られます。(2)▲1四竜には△8六歩▲同歩△8八歩の攻め筋があります。 (藤井七段)
【白組】▲稲葉-△上村 青野流の戦い ▲稲葉-△上村戦は横歩取り。先手は青野流を採用し、盤の中段に駒が陣取っています。そこに△8五飛と後手の駒が参戦。まだ自陣にいる桂も跳ねてくる可能性が高く、横歩取りらしい空中戦が繰り広げられるかもしれません。 (稲葉八段が積極的に攻めている)
【紅組】▲永瀬-△本田 相居玉 ▲永瀬-△本田戦は相居玉。バランス重視の現代将棋を思わせます。図では△5六同角▲同歩△3六角が気になりますが、先手も手番がくれば▲3四歩△同銀▲8五飛があります。どちらも怖い形です。 (本田五段。永瀬二冠とは練習将棋を指す関係でもある)
【紅組】▲佐々木大-△豊島 長考の受け ▲佐々木大-△豊島戦は、昼食休憩前から佐々木五段が長考に入り、▲7七金△8五飛▲9六歩(図)とひねった受けを選びました。控室では、休憩の局面で「後手が一本取ったような」という声もありましたが、図で先手が持ちこたえているのかどうか。 (佐々木五段)