豊島竜王が48手目を封じる 時刻は18時を回りました。図の47手目▲8七歩の局面で、豊島竜王が次の一手を封じます。封じ手の考慮時間は19分で、1日目の消費時間は▲藤井4時間2分、△豊島3時間35分です。封じ手は明日9時に開封します。
強いてあげれば 図は47手目▲8七歩の局面。直前の△9六歩の局面で稲葉八段に話を聞くと、「▲9八歩か▲1三歩成か、ほかの手を強いてあげれば▲8七歩です」と話していたところ、藤井王位が▲8七歩を打ちました。可能性が低いとみていた稲葉八段は苦笑い。席を外していた青野九段も、戻ってきて「あれっ、歩を打った」と意外そう。時刻は17時45分を回りました。豊島竜王にとっても意外な手であれば、指し掛け時刻の18時以降も考えるかもしれません。 (17時50分過ぎのモニターの様子。立会人が対局場に入り、柵木三段は封じ手用紙の図面を作っている)
端の攻め合い 図は43手目▲1五歩まで。控室では、(1)△1五同歩とあえて取り、▲1二歩△同香▲1三歩△同香▲1四歩に△6五桂(下図)と攻め合う手を調べていました。下図で(A)▲1三歩成は△同角で手順に5七の地点を狙えます。△4五桂の援軍も利くため、香を取るのは先手がまずいです。よって、△6五桂に(B)▲7七桂とぶつけてどうかが検討されていました。豊島竜王は長考の末に(2)△9五歩と攻め合いを選びました。後手はあとから攻めていますが、先手玉のほうが端攻めに近いので釣り合いが取れるとみたようです。 (藤井王位は43手目▲1五歩と端から先攻) (豊島竜王は△9五歩と攻め合いに出る)
名古屋能楽堂 本局の名古屋能楽堂は1997年に開館。名古屋城から徒歩数分のところにあります。ヒノキ造りの能舞台で、定例公演が年に6回開かれています。 名古屋能楽堂の鏡板は若松と老松があり、1年おきに交換して使われています。 (名古屋能楽堂のある名城公園。名古屋城がすぐ近くにあるため、城をイメージした景観) (園内の中部電力の名城変電所。一見して、変電所に見えない) (能楽堂の鏡板に描かれている若松。名古屋出身のグラフィックデザイナー・杉本健吉氏が手掛けたもの。若い両対局者を見守るかのよう)