図は47手目▲8七歩の局面。直前の△9六歩の局面で稲葉八段に話を聞くと、「▲9八歩か▲1三歩成か、ほかの手を強いてあげれば▲8七歩です」と話していたところ、藤井王位が▲8七歩を打ちました。可能性が低いとみていた稲葉八段は苦笑い。席を外していた青野九段も、戻ってきて「あれっ、歩を打った」と意外そう。
時刻は17時45分を回りました。豊島竜王にとっても意外な手であれば、指し掛け時刻の18時以降も考えるかもしれません。
(17時50分過ぎのモニターの様子。立会人が対局場に入り、柵木三段は封じ手用紙の図面を作っている)