反撃開始 1日目の午前とは打って変わって、2日目の午前はゆっくりとした進行です。封じ手の△5四歩から▲4六銀△5一玉▲9五歩△4四歩と進んで上図。▲9五歩には55分、△4四歩には42分を費やし、長考合戦が続きます。△4四歩は飛車を活用する一着。永瀬九段の反撃が始まりそうです。控室では福崎九段が検討を続け、観戦記者の池田指導棋士五段が耳を傾けています。 (朝に降っていた大雨はあがった)
観戦記 本日の神戸新聞朝刊には、第36期女流王位戦挑戦者決定戦▲西山朋佳女流三冠(肩書は当時)-△伊藤沙恵女流四段の第3譜が掲載されています。大川慎太郎さんによる執筆で、中盤戦で見せた伊藤女流四段の強い受けが印象的な内容です。
封じ手開封 対局2日目、永瀬九段は8時38分、藤井王位は47分にそれぞれ入室しました。関三段の読み上げどおりに1日目の指し手を再現します。1日目にして75手も進み、封じ手の図まで進むには時間を要しました。75手目▲3八金まで終えると、福崎九段は封じ手封筒を手に両者の間に移動。封筒にはさみを入れて用紙を取り出し、「封じ手は△5四歩です」と告げ、対局が再開されました。(「高そうなはさみやね」と福崎九段)
2日目動画情報 本日も引き続き、ABEMAで動画中継が行われます。 【2日目】・8時30分から終局まで・出演者:阿久津主税八段、阿部光瑠七段、貞升南女流二段、武富礼衣女流二段https://abema.tv/channels/shogi/slots/CNzNMk5WzqS2mV