2023年5月18日 (木)

230518_028△4四歩と角道を止めたことで、しばらく駒組みが続くと予想されます。駒組みとなれば互いに指したい手は多く、本格的な戦いは当分ないでしょう。じっくりとした持久戦、研究勝負ではなく力の勝負になると予想されます。

Dsc_9971(朝の一枚)

230518_023図の局面で羽生九段が15分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。ここまでの消費時間は、▲佐々木56分、△羽生51分。佐々木七段の出前注文は「日替わり・甘酸っぱいチリチキンカレー クリームチーズソースがけ」(rico curry)、羽生九段は「豚しゃぶ弁当(梅しそ)」(鳩やぐら)。

Dsc_0021(休憩中の対局室)

Dsc_0024(駒は桂山作、金龍書)

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羽生九段の2021年度の勝率は3割台でしたが、22年度は6割4分7厘とⅤ字回復。本年度もここまで5勝2敗、7割1分4厘と好調を維持しています。不調期は完全に脱したようです。

佐々木七段は2月から4月にかけて15連勝を記録しました。4月28日に高野智史六段に敗れたあとも2連勝で本局を迎えています。先手番では昨年12月から12連勝中。今期の棋聖戦では、二次予選から決勝トーナメントまで、すべて先手番を引き、挑戦権獲得の原動力となりました。本局も先手番を得ています。

Dsc_9986(佐々木七段)

Dsc_9950(羽生九段)

羽生九段は王位戦七番勝負登場23回、王位獲得18期、永世王位の有資格者です。タイトル獲得の総数は99期。挑戦権を獲得すれば100期を目指す戦いとなります。藤井聡王位とは昨年度末の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で戦ったばかりです。

佐々木七段は4月の第94期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦で勝ち、初のタイトル戦出場を決めました。藤井聡王位は棋聖位も保持しており、佐々木七段とのダブルタイトル戦になるかもしれません。棋聖戦五番勝負第1局は6月5日、王位戦七番勝負第1局は7月7,8日に指されます。ちなみに棋聖戦第3局は7月3日です。

以下は挑戦者決定リーグが終わった直後のインタビューです。

【羽生善治九段 インタビュー】
https://www.youtube.com/watch?v=MB92NMjY4nE
【佐々木大地七段 インタビュー】
https://www.youtube.com/watch?v=RaWMmjfDndI

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230518_013対戦成績は羽生九段の3勝1敗(1千日手)。直近は2021年の第62期王位戦挑戦者決定リーグ白組、羽生九段が後手で角換わりの戦いを制しました。本局は佐々木七段の先手で相掛かりへ。図の局面は過去の王位戦七番勝負でも指されています。(以下、肩書は当時)

【2020年 第61期第4局 ▲木村一基王位-△藤井聡太棋聖】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/61/oui202008190101.html

【2021年 第62期第1局 ▲藤井聡太王位-△豊島将之竜王】
http://live.shogi.or.jp/oui/kifu/62/oui202106290101.html

Dsc_0004 (初手▲2六歩)

Dsc_0014(2手目△8四歩)