両者とも好調 羽生九段の2021年度の勝率は3割台でしたが、22年度は6割4分7厘とⅤ字回復。本年度もここまで5勝2敗、7割1分4厘と好調を維持しています。不調期は完全に脱したようです。佐々木七段は2月から4月にかけて15連勝を記録しました。4月28日に高野智史六段に敗れたあとも2連勝で本局を迎えています。先手番では昨年12月から12連勝中。今期の棋聖戦では、二次予選から決勝トーナメントまで、すべて先手番を引き、挑戦権獲得の原動力となりました。本局も先手番を得ています。 (佐々木七段) (羽生九段)