第60期王位戦七番勝負第4局 Feed

2019年8月20日 (火)

39 図の局面で豊島王位が9分考えて12時30分となり、1日目の昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲木村2時間1分、△豊島1時間3分。昼食時の注文は両者ともにうなぎ重膳で、木村九段はご飯少なめ。対局は13時30分に再開されます。

35 木村九段の鎖鎌銀に、豊島王位は角交換から△2二銀と上がり、目標になりそうな角を交換する順で対抗。ただ、それでも木村九段は我が道を行くとばかりに▲2五銀と、2筋に銀を出ました。以下△3三銀に▲7七銀と進めた局面が下図で11時39分の局面。木村九段は棒銀で銀をさばく権利を得ており、阪口六段は「先手を持ちたいですけど」と述べて継ぎ盤の前に座りました。

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Photo_50 (継ぎ盤で先手側に座った阪口六段)

Photo_51

ウォーキングコースとしても知られる有馬温泉。今回は中の坊瑞苑から南に向かって坂を登ってみることにしました。目的地は「銀の湯」、「炭酸泉源」、「天神泉源」です。目標時間は1時間。

Photo (有馬温泉ウォーキングマップ)

Photo_2 (左下の中の坊瑞苑からスタート。登りは右上の銀の湯、真上の炭酸泉源、下りは左真ん中の天神泉源を通って戻るのが目標)

Photo_3 (スタートから5分、早くもそそられるノボリが)

Photo_4 (てっぽう水とも呼ばれるありまサイダー。昔は天然の温泉水で作られていたが、気泡圧が大きく栓が飛び散ったことからその名がつけられたとのことだ)

Photo_5 (早くも銀の湯! と思ったら道しるべだった)

Photo_6 (工房屋さんに入って気持ちをリフレッシュ。とてもいい匂いがした)

Photo_7 (旅はまだ始まったばかり)

31 10時36分、木村九段は腰掛け銀ではなく3六に銀を出る鎖鎌銀の作戦に出ました。△5四銀に▲2五銀と出る手があるのが腰掛け銀との違いで、反面、守備には働いていませんが、木村九段は挑戦者らしく、より積極的な方針を見せています。豊島王位はどのように対抗するでしょうか。

Photo_49 (対局開始前の豊島王位)

Photo_45 (10時ごろ、控室のモニターで進行を見つめる井上九段。しばらくして現地をあとにした)

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Photo_47 (控室のモニターに映されている対局室)

Photo_48 (久保九段、本局の観戦記を担当する小池大志さんもモニターに視線を送っていた)