豊島棋聖が仕掛ける 12時、昼食休憩まであと30分というところですが、豊島棋聖が9筋から仕掛けました。跳ねた7七桂と4筋で取った1歩を利用した動きです。 第1図以下、△同歩▲7五歩△6四歩▲7四歩△8四角▲7六金△6五歩▲7五銀と進行しました。「いきなり激しくなりましたね」と控室の塚田九段。ここからは6筋~9筋の攻防になることが予想されています。(豊島棋聖が仕掛けて戦いを起こした) (戦いが起こって控室の検討にも本格的に熱が入る。前日に続き、船江六段が来訪して加わった)
都市センターホテル付近 対局場の都市センターホテル付近には国の主要施設が集まっています。 (国会議事堂。見学には事前の申し込みが必要だ) (最高裁判所) (国立国会図書館。満18歳以上の方であれば、どなたでも入館・利用可能) (国立劇場、演芸場)
2日目 午前の控室 控室では塚田九段、阿久津八段が検討を進めています。 (阿久津八段は継ぎ盤のまえに座り、局面を動かす) (塚田九段はモニターを見ながら口頭で検討) 「菅井さんが積極的な動きを見せていますね。△5四金と使えれば後手も一人前です」と阿久津八段。「指しにくいですが……桂を跳ねちゃいますか」と塚田九段は▲7七桂を示します。穴熊は崩れますが、6五歩を厚く守ってどうか。まだまだ難しい将棋のようです。