第56期王位戦七番勝負第1局 Feed

2015年7月 7日 (火)

15時、対局室におやつが運ばれました。羽生王位はクッキー、レモンティー。広瀬八段は和菓子、ホットコーヒー。クッキーは岡崎の「二十七曲がりせんべい」。二十七曲がりとは、岡崎城防衛のために作った、曲がりくねった道のこと。波打つワッフル風のクッキーでクリームをサンドしたお菓子です。和菓子は「朝顔」という練り菓子です。控室にもケーキと和菓子が差し入れられ、関係者も一息つきました。2日制の長丁場、松尾八段は「今日はあんまり進まないと思います」と話しています。

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控室ではサイン色紙の準備が進んでいました。2日目に行われる大盤解説会で、次の一手クイズの景品になります。写真は室田女流二段が揮毫する場面です。

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12時30分、図の局面で昼食休憩に入りました。昼食は羽生王位が鰻丼(肝吸い付き)、広瀬八段が将棋弁当(赤だし付き)。うなぎは地元愛知県一色町の一色産うなぎ。将棋弁当はマス目に区切られ、真ん中に駒形の煮物、「玉」子焼き、豚の「角」煮、茶碗蒸しには「銀」杏が入っています。この対局のために銀波荘の板長が考案した特別メニューとのことです。対局は13時30分から再開されます。

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(タブレット端末を使った記録でも、紙の棋譜用紙に記録をつける。対局者はこの棋譜用紙を見て時間の使い方を確認できる)

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対局場の銀波荘は古くからタイトル戦の舞台となった歴史ある旅館です。初めてタイトル戦が開かれたのは、1966年の第15期王将戦七番勝負。第4局で大山康晴王将と山田道美八段が盤を挟みました。王位戦では1970年の第10期七番勝負第3局で初めて使われ、そのときは大山康晴王位に西村一義五段が挑戦するシリーズでした。羽生王位はタイトル戦では14回、谷川浩司九段は16回ここ銀波荘を訪れているとのこと。2年前の七番勝負は行方尚史八段が羽生王位に挑戦するシリーズで、第1局で銀波荘が使われ、羽生王位が勝っています。王位戦の銀波荘対局は今回で10度目を数えます。将棋の普及・振興に貢献した個人や団体に与えられる大山康晴賞を、2001年(第8回)に受賞しています。
※文中の肩書き、段位は当時のものです。

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(売店には三河木綿の生地が置いてある)

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(「旬景浪漫」はみかんの香りがさわやかなお菓子)

蒲郡市は愛知県南東部に位置する市。三河湾国定公園の中心をなす観光都市です。昭和29年に市政を施行、その後隣接する町村を編入して現在の市域となりました。渥美半島と知多半島のちょうど中心に位置し、鳥羽や伊良湖へは観光船も出ています。産業では「三河木綿」で知られる繊維工業に伝統があり、農業では周辺山麓部の洪積台地上で栽培されている「蒲郡みかん」が有名です。三河湾で獲れる豊富な魚介類も名産品に名を連ねています。蒲郡みかんは前夜祭で両対局者への記念品として贈られました。

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