第56期王位戦七番勝負第1局 Feed

2015年7月 7日 (火)

19時から、関係者を集めての食事会が行われました。両対局者もともに食事をとりました。

Img_6712001

(夏の景 旬の恵み色々)

Img_6736001

(三河湾 夏の旬 "あかざ海老の姿造り" 真鯛の洗い 中とろ 鰹たたき 射込み烏賊 栄螺)

Img_6730001

(季節の椀物 帆立茶巾 夏野菜)

Img_6718001

(旬の焼き物 活き鮑の踊り焼き)

Img_6741002

(涼味のど越し 地元蒲郡産のひやむぎ もろこし豆腐 美味だし)

Img_6743001

(止め肴 三河湾の活き鱧落し 梅肉醤油)

Img_6750001

(お食事 真鯛のあら汁地味噌仕立て 愛知県三河安城産こしひかり 香物三品)

Img_6753001

(水菓子 デザートプレート)

羽生王位が障子を隔てた向こうで封じ手を記入する中、広瀬八段は対局室で待ちます。羽生王位が戻ってくると、2通の封筒を広瀬八段に差し出しました。広瀬八段はこの封筒にサインして羽生王位に返します。羽生王位が封筒を立会人の福崎九段に預けて、1日目が終了しました。

Img_6648

Img_6655

Img_6658

Img_6666

Img_6673

Img_6678

Img_6684

Img_6695

Img_6701

20150707j

羽生王位は7筋に続いて3筋の歩を飛車で取りました。Twitter解説の神谷八段は「7筋と3筋両方の歩をタテから取った将棋は、私の記憶にはありません」。確かに珍しい動きです。これで後手が歩1枚の得になりました。広瀬八段は駒を押し上げて手得を主張します。時刻は17時を過ぎました。封じ手の時刻まで1時間を切っています。

Img_6639001

銀波荘は1955年創業。今年で60周年を迎えます。現在は記念の特別企画中。60年の間に銀波荘で行われたタイトル戦は本局で91を数えました。館内には昔の対局を伝える写真や色紙が飾られています。控室で使われている継ぎ盤の駒も銀波荘所蔵のものですが、駒箱の蓋には大山康晴十五世名人の揮毫が。銀波荘でタイトル戦が開催されて以後に名人と王将の二冠を保持していることから、昭和40年代のものと推測されます。

Img_6523_2

Img_6524

Img_6530

Img_6526

Img_6527

Img_6607

副立会人の松尾八段にここまでの解説をお願いしました。

Img_6613

20150707c

「△3四歩(1図)はやや意外でした。羽生さんは△8四歩が多いので。でも△3四歩もたまに指しますね」

20150707f

「横歩取りは後手番が誘導する戦型で、どの形にするか、ある程度選択できます。なので用意の手を出しやすいという面はあります。若手の人が新しい指し方を生み出しているイメージですね」

20150707g

△5二玉(3図)はそれまで4一玉型が主流だった横歩取りに新風を起こした手です。昔ながらの中住まいだけでなく、中原囲いなど別の囲い方との組み合わせが新しく、松尾八段はこの指し方で第41回升田幸三賞を受賞しました。「これに対しては▲6八玉、▲5八玉、▲4八銀が対策として多いですね」

20150707h

「△7四飛(4図)は水面下で有力視されている手で、先手の居玉+▲3六歩をとがめにいっている感じです。次に△7六飛と走れば△8八角成の先手になります。4図で▲3五歩と飛車の横利きを通す手には、たとえば△2五歩と打ちます、横に逃げると角を打ち込まれる隙が多いですから、▲同飛でしょうか。以下△7六飛で、次に△8八角成~△3三桂と動く手もあって、先手がちょっと怖い感じです。居玉がたたる可能性があると思います。私は▲6八玉と△9四歩の交換がある形ですが、そういう順を公式戦で指しました」

20150707i

「先手は銀を繰り出してじわじわ圧力をかけて、押さえ込みを目指します。飛車を圧迫する展開にできればいい感じです。後手は金銀が前に出ていないので、歩で軽く手を作っていくことになりますね。好みの分かれる展開ですが、私は後手のほうが好みです。先手のほうが神経を使うイメージ。あまり堅くないので、一発大振りのパンチが当たってしまうとまずいです」