第54期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年7月24日 (水)

30_0 (松茸昆布は有馬の名産品の1つ。通りには爽やかな山椒の香りが漂っていた)

30_1 (有馬籠。元々は茶道具として作られたもので、豊臣秀吉とともに有馬を訪れた千利休の求めによってできたものだという。現在も茶道家からの注文が多くあるとのこと)

30_2 (人形筆。飛鳥時代、子どものいなかった孝徳天皇と皇后宝皇女が有馬温泉に入湯したところ皇子が誕生、有間(有馬)皇子と名付けられた。人形筆はそのことにちなんでつくられたという)

30_3 (有馬サイダー。昔は湧き出る炭酸泉に砂糖を入れて飲んでいたという)

(若葉)

43_1

対局再開後は両者ともに少考で指し手を進めています。
羽生王位の指し手は△3一玉~△1四歩~△9四歩。3手続けて自陣に手を入れました。ぼんやりしているようですがそれぞれに意味があり、△3一玉は玉を戦場から遠ざけたもの、△1四歩は将来の▲1五桂を消したもの、△9四歩は9筋の端攻めを見据えたものです。
先手は指し手の悩ましい局面だと言われています。マイナスにならないような手を選択する必要があり、難しい判断を迫られているようです。

43_3 (控室では早速検討が始まった。左から森信七段、井上九段、小阪七段)

(若葉)

10時、両対局者におやつが出されました。
昨日と同じく羽生王位がホットコーヒー、行方八段がアイスコーヒーでした。

42_1 (羽生王位に出されたホットコーヒー)

42_2 (行方八段に出されたアイスコーヒー)

42_3 (記者が撮影後、おやつは対局室へ運ばれていった)

(若葉)